• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年10月2日

    文字数:約1200文字

     スコットランドの蒸留地域は、大きく6つに分けられる。
    アイラ、アイランズ、キャンベルタウン、ローランド、ハイランド、スペイサイドである。
    地域の環境や歴史から特徴が見えてくる。

    ●ハイランドパーク

    ・基礎データ、場所

    オークニー諸島地図
ハイランドパーク蒸留所場所
    • 蒸溜所名:ハイランドパーク蒸溜所
    • 英字:Highland Park
    • 意味:ハイパーク、パークヒルと呼ばれる場所に建てられため
    • 創業:1798年
    • 仕込み水:カティーマギーの泉、クランティットの湧水
    • 蒸留器:ストレート型
    • 現所有者:ハイランド・ディスティラーズ社(親会社:エドリントン・グループ)
    • 輸入元:三井物産(株)

     オークニー諸島のメインランド島にある蒸溜所。
    レンガ造りの蒸留所が重厚な雰囲気を醸し出している。
    北緯59度にあるスコットランドで最北端
    「オークニー」はノース語(ヴァイキングの言葉)で、「アザラシの島」という意味。
    もともとヴァイキングの領土であったため、英国よりも北欧意識のほうが強いといわれている。

    ハイランドパーク蒸留所
    http://www.bestshotwhiskyreviews.com/2019/04/highland-park-loyalty-of-wolf-review.html

    ・特徴

    ・味わい

     蜂蜜のような甘さに、ほどよい塩気がアクセントとなり、心地よい味わい。
    スモーキーさもあり、高い次元でバランスがとれている。

     ハイランドパーク蒸留所は使用するピートの土地を所有している。
    オークニーは風が強く、大きな樹木が育ちにくいため、相対的にヘザーが多くなる。
    ピートとして堆積する層にもヘザーの割合が多くなる。
    ヘザーを多く含むピートは麦芽に、華やかで蜂蜜のような香りの与える要因となる。

     オークニーのピートは本土やアイラ島のもの(数万年)に比べて、堆積年数が若い(約1万6000年)。
    ピートの取り方にも特徴があり、取り出す深さを3つに分けて混ぜ合わせている。

     一番上の層はフォッグ(Fogg)と呼ばれ、表面のすぐ下のヘザーや
    その根っこが多く含まれている層。
    少し深い層はヤーフィー(Yarphie)と呼ばれ、色が濃く、
    かたく締まっていて、煙が少なく、火力が強い層。

     最も深い層はモス(Moss)と呼ばれ、石炭に似た、堆積物が圧縮された層。
    このようにピート層の深さにこだわるのは珍しい。

    ヘザー
    https://www.highlandparkwhisky.com/en/orkney-home

    ・密造者(スマグラー)

     ハイランドパーク蒸留所は密造所跡地に建てられている。
    イングランドによる重税から、北の果てまで逃れてきた密造者はオークニーで酒造りを始める。
    しかし、オークニーでも収税官による査察は行われていた。

     教会で牧師を務めるマグナス・ユウンソンは、密かに酒造りを行っていた。
    教会の説教壇の下に密造酒を隠し、査察をかわしていた。

     真実は定かではないが、マグナスを捕まえたロバートソン収税官が
    ハイランドパーク蒸留所を建てたといわれている。
    密造所を再利用したのか、新設したのかは謎である。

    ●あとがき

     オークニー諸島が北欧寄りだと言うのは、
    ハイランドパークが北欧神話を題材に商品を出していることからも感じられる。
    「ヴァルキリー」などレジェンドシリーズは、どれも美味しいかった。
    今後の商品にも期待が持てる。

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