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【ブラッディメアリー】はどんな味?まずい?トマト×スパイスの特徴を解説

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文字数:約4100文字

 ブラッディ・メアリーは、トマト・ジュースを使った少し変わったカクテル。
見た目から「どんな味?」「まずいのでは?」と気になる人も多いはず。

 実際の味は、トマトの旨味をベースに、
レモンの酸味スパイスが重なった“食事に近い”タイプ。
甘いカクテルとは大きく異なり、人によって好みが分かれる。

 アメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイもお気に入りのカクテル。
ヘミングウェイが香港にブラッディ・メアリーを広めたといわれている。

 ここでは、ブラッディ・メアリーの味を解説しつつ、
まずいと言われる理由や、美味しく飲むコツ、
レシピや誕生背景とともに、人気のバリエーションも紹介しよう。

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●ブラッディ・メアリーはどんな味か?

ブラッディ・メアリー

 ブラッディメアリーは、トマトジュースの旨味にレモンの酸味、
スパイスの刺激
が重なったカクテルである。

 甘いカクテルとは方向性が大きく異なり、
食事に近い感覚の味わいが特徴。
ウォッカベースだがアルコール感は比較的穏やかで、
トマト・ジュースが味の中心になる。

 一方で、青臭さやスパイス感が苦手な人には
「まずい」と感じられることもあるなど、好みは分かれる

・トマト・ジュースそのままではない

 ブラッディ・メアリーはトマト・ジュースを使うカクテルだが、
味は単純な「トマト・ジュースのお酒割り」ではない。

 レモンの酸味や塩味、黒こしょう、タバスコなどの
スパイスが加わることで、より複雑で刺激的な味になる。

 特にセロリソルトやウスターソースを使うレシピでは、
スープのような旨味を感じることもある。

・スパイスと酸味が特徴

タバスコ
jb leeによるPixabayからの画像

 ブラッディ・メアリーは甘さがかなり控えめで、
塩味・酸味・スパイス感が前に出やすい
そのため、『カクテルは甘い』というイメージで飲むとギャップを感じやすい。

 一方で、黒こしょうやタバスコの刺激によって、
普通のトマトジュースよりも引き締まった味わいになるため、
食事と合わせやすいカクテルとして好む人も多い。

・まずいと言われる理由

 ブラッディ・メアリーがまずいと言われる最大の理由は、
「カクテルらしい甘さ」がほとんどないため

 トマトの青臭さや塩味、スパイス感が強く、
人によっては野菜ジュースに近い印象を受けることもある。

 特に、甘いカクテルや炭酸系を想像して飲むと、
イメージとの違いから苦手に感じやすい。

・美味しいと感じる人、苦手な人

 ブラッディ・メアリーは、
トマト・ジュースやスパイス系の味が好きな人にはかなり相性が良い。
ビールのトマトジュース割りや、
辛味のある料理が好きな人ならハマりやすいカクテルである。

 逆に、甘口カクテルやジュース感の強いお酒を好む人には、
やや飲みにくく感じられることもある。

●ブラッディ・メアリーのレシピ

 材料/レシピ

  • ウォッカ・・・・・・・40ml
  • トマト・ジュース・・・120ml
  • レモン・ジュース・・・1tsp
  1. 氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする
  2. お好みでスライスレモン、セロリスティックを飾ってもよい
    ウスターソース、タバスコ、コショウなどで味を調整してもよい

 ブラッディ・メアリーは作り手、飲み手によってさまざまである。
ウォッカはクリアなので、トマト・ジュース感覚で飲める

 ウォッカの度数は40%あるが、カクテルの度数は10%弱で飲みやすい。
トマトの成分が二日酔い予防に効果的とされている。

・美味しく飲むコツ

トマト
Alexander Fox | PlaNet FoxによるPixabayからの画像

 ブラッディ・メアリーは、スパイスの調整でかなり印象が変わる
タバスコを増やすと刺激が強くなり、
黒こしょうを効かせると引き締まった味わいになる。
一方で、レモンを少し多めにすると、重さが減って飲みやすくなる。

 また、トマト・ジュースの種類によっても味が変化しやすい
濃厚タイプは旨味が強く、さらっとしたタイプは軽めに仕上がる。

 好みに合わせて塩味や酸味を調整しやすいのも、
ブラッディ・メアリーの特徴である。

●ブラッディ・メアリーの誕生背景

トマト
Sergey NemoによるPixabayからの画像

 諸説あるが、有力な説として1921年にフランスで誕生したとされる。
創作者は、パリの名門ハリーズ・ニューヨーク・バーのバーテンダー
フェルナンド・ピート・プティオである。

 彼はをブランチメニューのオムレツとともに楽しむために、
トマト・ジュースのカクテルであるブラッディ・メアリーを作り出した。
その毒々しい赤色からブラッディ・メアリーと名付けたのである。

 ブラッディ・メアリーの名は、「血まみれのメアリー」という意味である。
メアリーは16世紀のイングランド女王メアリー1世に由来する。
在位はわずか5年(1553-1558年)だが、
その間に約300人のプロテスタントを処刑したことから、
このような悪名が付いた。

 ちなみに缶入りトマト・ジュースが世界で初めて製品化されたのは
1923年のアメリカ
である。
このことからブラッディ・メアリーはアメリカで誕生したとする説があるが、
トマト・ジュースはトマトを潰して濾せばよいので、フランスでも作れる。

・結局悪名に戻る

グラスに赤インクが混ざる
Ewa UrbanによるPixabayからの画像

 ブラッディ・メアリーはこれまでに二度名前が変わっている
アメリカの富豪ジョン・ジェイコブ・アスターはブラッディ・メアリーを気に入り、
創作者のフェルナンドをアメリカの自店に引き抜いた。
セント・レジス・ホテルのキング・コール・バーの支配人に任命されたフェルナンドは、
ブラッディ・メアリーの改名を命じられる。
「ブラッディ(血まみれ)」というのは世界が戦争に突き進む時勢には
そぐわないと判断されたのだろう。

 1939年には『メアリー・ローズ』の名でレシピを公開する。
さらに1946年に『レッド・スナッパー』に改名。
しかし1949年に『ブラッディ・メアリー』に戻す
やはり最初に考えた名前に愛着があったのだろうか。

 『ブラッディ・マリー』とも呼ばれることがある。
フランス語では「マリー」と発音するが、
イングランド女王であることを考えると英語での発音「メアリー」が妥当だろう。

●バリエーション

 ブラッディ・メアリーから派生したカクテルは多数ある。
その中でも有名なものの材料とレシピを紹介しよう。

  • ブラッディ・シーザー
  • ブラッディ・ブル
  • ブラッディ・サム
  • ストロー・ハット
  • バージン・メアリー

・ブラッディ・シーザー

月桂樹
Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

 材料/レシピ

  • ウォッカ・・・・・・・・40ml
  • クラマト・ジュース・・・120ml
  • ウスターソース・・・・・1tsp
  • タバスコ・・・・・・・・1,2滴
  1. 氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする
  2. お好みでスライスレモン、セロリスティックを飾ってもよい

 トマト・ジュースをクラマト・ジュースに替えたもの
クラマト・ジュースとは、はまぐりエキス入りのトマト・ジュースのこと。

 ブラッディ・メアリーが「トマト+スパイス」の味わいなら、
ブラッディ・シーザーはさらに旨味が加わった
より濃厚でクセのある味わいである。

 アメリカのモッツ社(MOTT’S)によって
クラマト・ジュースは1969年に商品化された。
同年に、カナダ アルバータ州のレストランバーテンダーである
ウォルター・チェルがブラッディ・シーザーを創作する。

 現在、ブラッディ・シーザーはカナダで大人気のカクテルとなっている。
カクテル誕生の地であるカルガリーでは町の公式ドリンクとされ、
2009年には40周年を記念して「シーザー・デー」を制定するほど。
海外ではブラッディを付けずに『シーザー』のカクテル名が一般的

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・ブラッディ・ブル

 材料/レシピ

  • ウォッカ・・・・・・・40ml
  • トマト・ジュース・・・60ml
  • ビーフ・ブイヨン・・・60ml
  • レモン・ジュース・・・1tsp
  1. 氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする
  2. お好みでスライスレモン、セロリスティックを飾ってもよい

 ブラッディ・メアリーにビーフ・ブイヨンを加えたもの
ビーフ・ブイヨンを使っているから、「ブル(雄牛)」なのだろう。

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・ブラッディ・サム

 材料/レシピ

  • ジン・・・・・・・・・40ml
  • トマト・ジュース・・・120ml
  • レモン・ジュース・・・1tsp
  1. 氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする
  2. お好みでスライスレモン、セロリスティックを飾ってもよい

 ウォッカをジンに替えたもの
アメリカではブラッディ・メアリーが伝わった当初、
ウォッカは手に入りづらかった。
このため、ウォッカをジンで代用してブラッディ・サムが誕生した。
別名「ブラッディ・マーガレット」。

・ストロー・ハット

麦わら帽子
Šárka JonášováによるPixabayからの画像

 材料/レシピ

  • テキーラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40ml
  • トマト・ジュース・・・・・・・・・・・・・・・・120ml
  • レモン・ジュース(またはライム・ジュース)・・・1tsp
  1. 氷を入れたグラスに材料を注ぎ、ステアする
  2. お好みでスライスレモン(またはカットライム)、セロリスティックを飾ってもよい
    ウスターソース、タバスコ、コショウなどで味を調整してもよい

 ウォッカをテキーラに替えたもの
別名「ブラッディ・マリア」「ブラッディ・マタドール」とも。

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・バージン・メアリー

 材料/レシピ

  • トマト・ジュース・・・160ml
  • レモン・ジュース・・・1tsp
  • ウスターソース・・・・1tsp
  • タバスコ・・・・・・・3,4滴
  1. 氷を入れたミキシンググラスに材料を注ぎ、ステアする
  2. ストレーナーで濾しながらグラスに注ぐ
  3. お好みでスライスレモン、セロリスティックを飾ってもよい
    塩やコショウなどで味を調整してもよい

 トマト・ジュースベースのノンアルコールカクテル
「ホーリー・メアリー」「ブラッディ・シェイム」などの別名がある。

●あとがき

 ブラッディ・メアリーはホントに作り手によって千差万別である。
トマトを自分で搾ったり、和風だしや醤油を隠し味に入れたり、
かき氷にかけたり、ホットにしたり、、、
バリエーションも多く、世界中で愛されているカクテルである。
基本はトマト・ジュースとウォッカなので、自宅で理想の
ブラッディ・メアリーを作ってみるのも楽しいだろう。