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ジンと関わりの深いカクテルを紹介する。
ジン・トニックは定番カクテルとして多くの人に知られている。
ジン・トニックのレシピや、誕生背景を見ていこう。
![ジントニック](https://www.alcholog.com/wp-content/uploads/2022/06/gin-gc0395dd6b_640-1.jpg)
●レシピ
材料
- ドライジン・・・・・・・45ml
- トニックウォーター・・・適量
- カットライム・・・・・・1/4
- 氷を入れたタンブラーグラスにジンを注ぐ
- 冷やしたトニックウォーターで満たす
- マドラーで軽く混ぜる
- カットライムをグラスに飾る
●誕生背景
![熱帯](https://www.alcholog.com/wp-content/uploads/2022/06/jungle-g68f811327_640.jpg)
・マラリア感染
熱帯地域に生息する寄生虫で、蚊を媒介にして感染する。
現在でも年間数億人が感染し、数十万人の死者を出している恐ろしい感染症である。
・キニーネ
キニーネはキナの木から抽出される物質で、マラリアの特効薬として発見された。
マラリア原虫の増殖を抑える働きがあり、現在のマラリア治療薬はキニーネを元にして開発された。
キニーネにはとても強い苦味がある。
・ジン・トニック誕生
![ライム](https://www.alcholog.com/wp-content/uploads/2022/06/water-g41e1ddc52_640.jpg)
インド周辺の熱帯地域を侵攻していたイギリス軍は、マラリア感染に悩まされていた。
マラリア予防にキニーネが効くことがわかったが、キニーネは苦過ぎた。
そこで、爽やかな香りや味を持つジンはキニーネの苦味を緩和させた。
炭酸水で割ると、さらに飲みやすくなり、現地で豊富なライムも加えて飲まれた。
これがジン・トニックの誕生である。
現在では少量のキニーネ、糖分、ハーブなどを含んだ炭酸水がトニックウォーターとなっている。
今ではこのほろ苦さが、カクテルの味を引き立たせる重要な要因となっている。
ジン・トニックはジンとトニックウォーターとライムで作られるシンプルなカクテルとして人気である。
シンプルだからこそ無限のアレンジができる。
ライムをレモンやグレープフルーツに変えたり、トニックウォーターをこだわったり、
使用するジンをブレンドしたり、、、
とても奥が深いカクテルである。
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![](https://www.alcholog.com/wp-content/uploads/2022/06/f868aa51b8738a792ae45a8ee070e4b9-300x233.jpg)
●あとがき
ジン・トニックは気軽に、オシャレに飲めるカクテルの代表格だろう。
お店によっては独自性を出したジン・トニックを提供するところもある。
さらにレシピが簡単なだけに、自宅でジン・トニックを楽しむ人も増えている。
ブームを支える土台として、このようなにカクテルは欠かせない。