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『こんなにも種類がある!』柑橘系リキュール特集(はっさく、ぶんたん、すだち、かぼす、いよかん、、、)

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 普段見かける柑橘系のリキュールは、レモンやライム、オレンジ、ゆずなど、、、
柑橘系フルーツがたくさんあることは知っていても、
それらがお酒になっていることを知る人は少ない。
日本で販売されているものを集めてみた。

柑橘類
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像

柑橘系リキュール

 以下28種類の柑橘系リキュールを紹介する。

◆はっさく(八朔)

はっさく
Olga OginskayaによるPixabayからの画像

 はっさくの発祥は江戸時代末期の広島だとされている。
発祥は広島県だが、全国各地で作られており、
現在は和歌山県が約7割の生産量でトップ

 名前の由来は八月朔日(旧暦の8月1日)頃に食べられたことから。
しかし現在は2月~4月頃が食べ頃とされている。

 はっさくは甘さと酸っぱさに加えて、少しほろ苦い味が特徴。
甘、酸、苦のバランスがとても良い

・はっさくロックス/()サクラオB&D

SAKURAO(桜尾)
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 広島県の会社である(株)サクラオB&Dが製造するはっさくリキュール。
独自製法であるダブルフレグランスメソッドによって、
はっさく本来の香りを感じることができる。
ストレート果汁を70%も使用しており、
はっさくの特徴的な甘酸っぱさとほろ苦さを見事に表現している。

容量500ml
ベースはっさくスピリッツ(国内製造)
度数16%

◆だいだい(橙)

だいだい
https://yamaguchisk.thebase.in/items/88784176

 原産地はインドのヒマラヤ地方とされている。
日本には中国経由で伝わったとされるが、いつの時代かは不明確。

 成った果実が落ちずにそのまま、次の世代の果実と一緒になっていることから、
代々(だいだい)栄える=子孫繁栄』が縁起が良いとされた。

 皮は厚く、果肉は酸味が強いため、生食には向かず、主に果汁が利用される。
ポン酢やマーマレードによく使われる。

・糸島だいだいのお酒/山口食品工業()

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 福岡県糸島市で栽培されただいだいを使ってつくられるお酒。
山口食品工業(株)はポン酢などの柑橘系を使った商品を多く手掛けている。
だいだいのほどよい香りと、すっきりとした酸味に清涼感を感じる。

容量1800ml
ベース???
度数8%

◆ぶんたん(文旦)

ぶんたん
https://www.nishino-kinryo.co.jp/store/products/details/121

 ザボンの別名として、日本ではぶんたん(文旦)の名が知られる。
発祥地は東南アジアとされ、17~18世紀に日本に伝わった。

 名前の由来は文旦と日本に伝えた中国船の船長の名が謝文旦だったことから。
または、中国語で旦は俳優を意味し、俳優の文さんの庭に成っていた柑橘からとの説もある。

 味は上品でさっぱりとしている。
甘味と酸味と苦味がすっきりとまとまっている。

・文旦酒/西野金陵()

西野金陵
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 香川県の会社である西野金陵(株)が製造する文旦リキュール。
四国産の分担果汁を45%使用してつくられている。
すっきりとした味わいで飲みやすい。

容量500ml
ベース醸造アルコール
度数8%

◆ゆず(柚子)

ゆず
Jirreaux HiroéによるPixabayからの画像

 柚子の原産は中国であり、日本には奈良時代から飛鳥時代に伝わったとされる。
江戸時代頃から、冬至にゆず風呂に入ると一年中風邪を引かないという習わしがある。
高知県が全生産量の5割を占め、同じ四国の徳島県、愛媛県がそれぞれ1割を占める。

 ゆずの香りはさわやかで食欲をそそるが、果肉は酸味が強く、生食には向かない。
果汁の香りを活かして料理されることが多い。

・ゆずとろ/奥の松酒造()

奥の松酒造
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 福島県にある酒蔵 奥の松酒造(株)が自社の特別純米酒にゆず果汁をブレンドしたお酒。
ゆずのさわやかな香りと、清酒の米の旨味が見事にマッチしている。
とろっとしたのど越しがたまらない。

容量500ml
ベース特別純米酒、原料用アルコール
度数7%

◆すだち(酢橘)

すだち
https://nissin-shurui.com/?pid=22372494

 3,4cm(ゴルフボール大)の小さな柑橘
料理の薬味として果汁を利用されることが多い。

 徳島県の特産品であり、ほぼ徳島産で全国シェアを占めている。
似たものにかぼすがあるが、すだちのほうがかなり小さい。

 すだちは柑橘系の香りが強く、味わいは甘味がなく、酸味が強い

・阿波の香りスーパーすだち酎/日新酒類()

 徳島県の会社である日新酒類(株)が地元のすだちを使ってつくるリキュール。
すだち酎は1985年から製造されている。
エキス分は11%使用。
「スーパー」は通常のすだち酎よりも香りが強く、度数も高いのが特徴。

容量720ml
ベースウォッカ(国内製造)
度数25%

◆かぼす(香母酢)

かぼす
https://www.yatsushika.com/catalog/liqueur/

 すだちとよく混同されるのがかぼすである。
大きいほうがかぼすである(テニスボール大)。

 主に大分県で生産されおり、全国生産量の98%を占めている。
すだちと同様におもに果汁が利用される

 かぼすは酸味が強いが、すだちよりは穏やか。
すだちよりも大きい分、果汁がたくさん取れる。

・かぼすリキュール/八鹿酒造()

八鹿酒造
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 大分県にある八鹿酒造(株)が地元特産のかぼすを使って1980年から製造。
かぼす特有の芳醇な香りが際立ち、爽やかな酸味と心地よい苦味が調和している。
度数が25%あるので、ロックやソーダ割などがおすすめ。

容量640ml
ベース醸造アルコール(国内製造)
度数25%

◆へべす(平兵衛酢)

へべす
hartono subagioによるPixabayからの画像

 へべすは江戸時代末期に宮崎県で発見された。
見つけたのは長曽我部平兵衛という人で、山で香りのよい柑橘があったので、
持ち帰って庭で栽培を始めた。
その柑橘が評判となり、苗木を分け与えて広めたことから、
平兵衛酢と呼ばれるようなった。

 かぼすとすだちの間くらいの大きさで、外皮が緑なところも似ている。
類似の二種と同様に酸味が強いため、主に果汁が使われ、生食はほぼない。

・へべすリキュール/井上酒造()

 宮崎県にある酒蔵 井上酒造(株)がつくるへべすのリキュール。
地元宮崎県産のへべす果汁を40%使い、本格焼酎ベースで仕込んだ。
すっきりとした酸味がさわやかで心地よい。

容量500ml
ベース本格焼酎(国内製造)
度数14%

◆じゃばら(邪払)

じゃばら
Roberto PatumiによるPixabayからの画像

 和歌山県にある日本唯一の飛び地 北山村で見つかった幻の柑橘
飛び地というのは和歌山県でありながら、周囲を三重県と奈良県に囲まれているため。
ある家の庭に生えていた柑橘の味が他と違って独特だけど美味しい、
ということで調査したところ新品種だったという。

 酸味とあとに残る苦味が独特の味は『にがうま』と表現され、
村興しの特産品として全国に知られることになる。
主に果汁を使い、果肉は酸っぱいのであまり食べない

 じゃばらはその独特の味わいから、邪気(鬼)を払うとされ、
実際には花粉症などのアレルギーに効果があるという。

・じゃばら酒 別仕立て/()吉村秀夫商店

吉村秀雄商店
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 じゃばらが発見された北山村と、和歌山県の酒蔵 (株)吉村秀夫商店による共同開発品。
純米酒をベースとすることで、じゃばらの酸味とほのかな苦味を引き立てている。
度数は高くないので、冷やしてキュッと飲むものよい。

容量720ml
ベース清酒(純米酒)
度数8%

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