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ビールの種類と分類|上面発酵・下面発酵と発祥国別に解説

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文字数:約700文字

 ビールにはさまざまな種類があるが、
どのように分類されているのかは意外とわかりにくい。

 ビールの分類は、大きく「発酵方法」と「発祥国」という2つの軸で整理できる。
発酵方法では、上面発酵下面発酵に分かれ、
それぞれに異なる特徴や味わいがある。
また、国ごとの歴史や文化によって、多様なスタイルが生まれている。

 この2つの視点を組み合わせて見ることで、
複雑に見えるビールの種類も体系的に理解できるようになる。
ここでは、ビールの種類を整理するための基本的な考え方として、
上面発酵・下面発酵の違いと、発祥国ごとのスタイルの特徴を
わかりやすく解説する。

各酒ビール
Bruno Marques DesignerによるPixabayからの画像
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●簡易知識

 ビールは発酵別に3種類に分けらる。
上面発酵、下面発酵、自然発酵で酵母の種類が違う。

  • 上面発酵
     上面発酵酵母を使ったものはエールと呼ばれ、
     発酵温度は15~25℃で、発酵期間は3~5日と短い。
  • 下面発酵
     下面発酵酵母を使ったものはラガーと呼ばれ、
     発酵温度は10℃前後で、発酵期間は7~10日ほど。
  • 自然発酵
     自然発酵は野生の酵母を使ったもので、
     ベルギーの「ランビック」が有名。

 とりあえず覚えておきたいスタイル(ビールの種類はスタイルと表現する)を下記する。
日本のクラフトビールでよく見かけるスタイルはこのあたりだろう。

  • エール
    ペールエール、ブラウンエール、IPA(インディアペールエール)、
    ヴァイツェン、ポーター
  • ラガー
    ピルスナー、デュンケル、シュバルツ

●発祥国分類

 ビールのスタイルは150以上あると言われ、今も増え続けている。
分類方法も様々あるが、ここでは発祥国と発酵方法で代表的なものを分類する。
スタイルについては、別の機会に説明する。

発祥国上面発酵下面発酵
ドイツケルシュ
アルト
ヴァイツェン
ベルリーナヴァイセ
へレス
デュンケル
シュバルツ
ボック
ラオホ
ジャーマン・ピルスナー
インターナショナル・ピルスナー
ドルトムンダー
オクトーバーフェストビア
ベルギーベルジャンスタイル・ホワイトエール
ベルジャンスタイル・ペールエール
ベルジャンスタイル・ペールストロングエール
ベルジャンスタイル・ダークストロングエール
ブランダース・レッドエール
フランダース・ブラウンエール
セゾン
スペシャルビール
修道院ビール
トラピストビール
ランビック
イギリスイングリッシュスタイル・ペールエール
イングリッシュスタイル・ブラウンエール
イングリッシュスタイル・IPA
イングリッシュ・ビター
ESB
スコッチエール
スコティッシュエール
バーレイワイン
ポーター
インペリアルスタウト
アイルランドアイリッシュスタイル・ドライスタウト
アイリッシュスタイル・レッドエール
チェコボヘミアン・ピルスナー
オーストリアウィンナースタイル
アメリカアメリカンスタイル・ペールエール
アメリカンスタイル・IPA
インペリアル・IPA
アメリカンラガー
スチームビール
ビールスタイル

●あとがき

 全てを把握している人がいないのではないかと思えるほど、
多種多様なスタイルが日々生み出されている。
現在は色々な試行錯誤が行われている過渡期なのだろう。
あと何十年かすれば淘汰された数種類のスタイルが一般的になっているのだと思う。
伝統的なスタイルは発祥地などで特別な存在として、そこでしか飲めないような感じで残る。
過渡期の真っ只中でいろんなビールを味わえるのは、とても幸運なことだ。