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     更新日:2022年8月22日

    文字数:約1000文字

     バーなどでオールドボトルを見かけることがある。
    級別制度時代の特級と、現代品では明らかに味が違う。
    級別制度についてまとめたので、参考にしていただきたい。

    酒税証紙
    昭和43年酒税証紙 国税庁ホームページより
    輸入洋酒酒税証紙
         ⇧輸入洋酒用酒税証紙

    級別制度

     1940年(昭和15年)に酒税法が制定された。
    その後、1943年(昭和18年)に級別制度が採用されることとなる。

     ウイスキーは当時の分類上、雑酒に含まれた
    この雑酒というのは日本酒、焼酎、ビール以外のお酒全般のことである。

     一級は銘柄を指定していて、サントリーのオールドや、
    ニッカウヰスキーなどが入っている。
    三級はアルコール度数が40%以上あれば、原酒が入っていなくても問題無かったのか、
    疑問である。

     区分は以下の通り。

    雑酒原酒混和率アルコール度数
    一級30%以上43%以上
    二級30%未満43%以上
    三級それ以外40%以上

     1949年(昭和24年)に酒税法が改定される。

    雑酒原酒混和率アルコール度数
    一級30%以上43%以上
    二級5%以上40%以上
    三級それ以外40%以上

     1953年(昭和28年)の改定により一級が特級に、二級が一級に、三級が二級に変更される

    雑酒原酒混和率アルコール度数
    特級30%以上43%以上
    一級5%以上40%以上
    二級それ以外それ以外

     1962年(昭和37年)の改定で、ウイスキーが雑酒から独立される。
    また、特級の原酒混和率が30%以上から20%以上に変更。

    ウイスキー原酒混和率アルコール度数
    特級20%以上43%以上
    一級10%以上40%以上
    二級それ以外それ以外

    1968年(昭和43年)の改定で、二級の最低原酒混和率が7%とされる。

    ウイスキー原酒混和率アルコール度数
    特級23%以上43%以上
    一級13%以上40%以上
    二級7%以上それ以外

    1978年(昭和53年)の改定で特級の原酒混和率が27%に変更され、当初の30%に近づく。

    ウイスキー原酒混和率アルコール度数
    特級27%以上(30%以上)43%以上
    一級17%以上(20%以上)40%以上
    二級10%以上それ以外

    1989年(平成元年)の改定で、級別制度が廃止される。
    特級表示されているボトルは30年以上前のものということになる。
    出荷が30年以上前ということは製造はさらに前になる。

    あとがき

     国産や輸入品で、ラベルの級別表示や酒税証紙が貼られているものは、
    バーなどでたま見かけることがある。
    見かけたら財布と相談だが、できれば当時の味を試していただきたい。



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