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ラムの定番商品【キャプテンモルガン】

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文字数:約1300文字

 ラムと海賊のイメージを結び付けるラベルのキャプテンモルガン。
モルガンという海賊がここまで有名なのはラムのおかげだろう。
このお酒がスパイスドラムの地位を高めるのに大きな貢献をした。
キャプテンモルガンの歴史などを追ってみよう。

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●基本情報

●薬局で作られたスパイスドラム

キャプテンモルガン
https://www.captainmorgan.com/en-row

 キャプテンモルガンは、1944年にカナダのシーグラム社によって発売された。
シーグラム社のCEOサミュエル・ブロンフマンはジャマイカ政府から
ロングポンドというラムの蒸留所を購入する。

 ジャマイカの首都キングストンでは薬局を営んでいたレヴィ兄弟が、
ロングポンドからラムを樽で買い、ハーブやスパイスを入れて熟成し、
瓶詰めして販売していた。

 ブロンフマンはレヴィ兄弟のラムを気に入り、販売権を購入する。
そしてジャマイカでキャプテンモルガンのスパイスドラムが販売される。

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●ジャマイカからプエルト・リコへ

ジャマイカ島
luis bartolomeによるPixabayからの画像

 1950年代にアメリカは自治領であるプエルト・リコの雇用創出のため、
プエルト・リコ産ラムの輸出関税を引き下げる優遇処置を行った。
これによりシーグラム社はプエルト・リコに新しい蒸留所を建設し、
ラムの生産拠点とした。

●プエルト・リコからバージン諸島へ

 1985年にシーグラム社は、
プエルト・リコ企業であるセラレスグループに
蒸留所と2012年までの販売権を売却。

 そして2001年にシーグラム社は、
キャプテンモルガンのブランドをディアジオ社に売却する。

 ディアジオ社はアメリカ領のバージン諸島セント・クロイ島に蒸留所を建設し、
セラレスの販売権が失効した2012年から生産販売を開始する。
よってジャマイカ、プエルト・リコと拠点を変え、
現在はアメリカ産となっている。

キャプテン モルガン
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●ヘンリー・モルガン

ヘンリー・モルガン

 一応ヘンリー・モルガンについても触れておこう。
キャプテンモルガンが販売される(1944年)よりも300年以上も前、
1635年にイギリスのウェールズでヘンリー・モルガンは生まれた。

 15歳の頃に、西インド諸島に渡り(誘拐されて売られたという説もあり)、
1655年頃まで農園で働いたとされる。

海賊船
Dimitris VetsikasによるPixabayからの画像

 その後、海賊となってカリブ海周辺で活動する。
1660年代初頭にイギリスは敵国スペインに対して、
略奪を許可する私掠船免状を交付。

 ヘンリー・モルガンはスペインの船団に大打撃を与え、
1674年には英国王チャールズ二世から騎士の称号を授与される。

 さらに1680年には、ジャマイカ島の代理総督を務めることとなる。
1688年にジャマイカで生涯を終える。

 20世紀でもジャマイカではとても有名な人物であり、
シーグラム社がその知名度にあやかり、ブランド名をキャプテンモルガンとした。

●あとがき

 キャプテンモルガンのスパイスドは個性的である。
ラム以外のスピリッツにもスパイスドやフレーバー系の商品はあるが、
ここまで販売量の多いのはキャプテンモルガンだけだろう。
キャプテンモルガンは派生品を多く開発している。
日本未入荷のものとしては、基本のホワイトラムや、アップルやチェリーなどもある。
海外で見かけたらお土産として選んでも良いだろう。