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     更新日:2022年10月9日

    文字数:約1500文字

     ポートワインの原料となるブドウ品種は多数あるが、
    主な品種は、黒ブドウでは5品種、白ブドウでは3品種ある。

    ブドウ栽培規定

    ポルトガル
ドウロ地域
    Mario ZoghebによるPixabayからの画像

     ポートワインが造られるドウロ地域では、ワイン用のブドウが栽培できる土地は決められており、品種によってその区画で栽培できる割合も決まっている

     最低でも60%は栽培しなければならない品種と、最大40%までしか栽培できない品種である。
    ポートの原産地呼称を得るためには、多くの決まりごとを守らなければならない。

    白ブドウ品種
    最低60%
    白ブドウ品種
    最大40%
    黒ブドウ品種
    最低60%
    黒ブドウ品種
    最大40%
    エスガナ・カォンアリントバスタルドコルニフェスト
    フォルガサォンボアルムーリスコ・ティントドリゼーニョ
    ゴウヴェイオセルシアルティンタ・アマレラマルヴァジア
    マルヴァジア・フィナコデガティンタ・バロッカペリキータ
    ラビガトマルヴァジア・コラーダティンタ・フランシスカルフェテ
    ヴィオジーニョモスカテル・ガレゴティンタ・ロリスティンタ・バルカ
    //////ドリゼーニョ・ブランコティンタ・カォン//////
    //////サマリリョトウリガ・フランカ//////
    ////////////トウリガ・ナショナル//////

     以下で紹介する黒5種、白3種はいずれも最低60%栽培しなければいけない品種である。

    黒ブドウ品種

     主な5品種は、以下の通りである。
    これらの品種は、ポルトガルで伝統的に栽培されている。

    • トウリガ・ナショナル (Touriga Nacional)
    • トウリガ・フランカ (Touriga Franca)
    • ティンタ・ロリス (Tinta Roriz)
    • ティンタ・バロッカ (Tinta Barroca)
    • ティント・カォン (Tinto Cão)
    黒ブドウ
    GutifeによるPixabayからの画像

    ・トウリガ・ナショナル

     ポルトガルを代表する品種
    皮が厚く、濃い色で、タンニンが豊富。
    凝縮感のある味わいになる。

    ・トウリガ・フランカ

     フローラル系の香りが特徴。
    害虫や病気に強い品種。
    以前は、トウリガ・フランセーザ(フランスという意)と呼ばれていたが、
    フランスと関係ないのでフランカと改名した。

    ・ティンタ・ロリス

     色は薄めだが、タンニンが豊富で、スパイシー。
    スペインを代表するテンプラニーリョの別名で、イベリア半島で多く栽培されている。

    ・ティンタ・バロッカ

     皮が薄いため、タンニンはそれほど強すぎず、ベリー系の味わい。
    成熟が早く、糖度が高いため、長期熟成に向く。

    ・ティント・カォン

     皮が厚く、タンニンが豊富で、フローラル系の香りが特徴。
    トウリガ・ナショナルとトウリガ・フランカを合わせたような品種。
    成熟がやや遅く、収量が少ないため、希少。

    白ブドウ品種

     主な3品種は、以下の通りである。

    • マルヴァジア・フィナ (Malvasia Fina)
    • ゴウヴェイオ (Gouveio ou Verdelho)
    • ヴィオジーニョ (Viosinho)
    白ブドウ
    Pedro FiguerasによるPixabayからの画像

    ・マルヴァジア・フィナ

     フレッシュで、軽めなのが特徴。
    主にポルトガル北部で栽培されている。
    成熟は早いが、病気になりやすく、扱いが難しい。

    ・ゴウヴェイオ

     フレッシュで、酸がしっかりしており、シトラスの香り。
    ポートワインを造るドウロ地方ではヴェルデーリョと呼ばれていたが、
    マデイラ島のヴェルデーリョと混同されるため、ゴウヴェイオと呼ぶようになった。

    ヴィオジーニョ

     フレッシュで、華やかな香りを持ち、しっかりした味わい。
    熟成は早いが、病気に弱い。

    あとがき

     ポートワインは、ブドウ品種も大事だが、酒精強化のタイミングと、
    熟成期間によって、特徴が決まる。
    ブドウ品種が多いのは、栽培や収穫に適してものを取り入れてきたことがうかがえる。
    今は原産地呼称制度によって、決められたなかから選ばなければならなくなった。

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