• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年9月6日

    文字数:約1100文字

     日本国内のビール消費量が減るなか、海外へ輸出する戦略もある。
    日本ビールの輸出量はどの程度なのか、また海外ビールの輸入量はどうなのか。
    そして、どの国に輸出し、どの国から輸出しているのか見てみよう。

    ビールの輸出量推移

     財務省のデータから、輸出入量のデータをまとめた。

    ビールの輸出量
グラフ

    ・ビール輸出

     輸出は、1994年の地ビールブームから10年ほどは輸出が増えている。
    再度、2009年から伸び続け、2017年にピークとなる。
    その後、2018、19年と輸出量が減り、2020年にパンデミックが襲う。
    2021年はやや回復したが、今後増加するのか、注目したい。

    ・ビール輸入

     輸入は、この20年間横ばいが続いている
    国内のクラフトビールが増えたことで、輸入ビールの強みが薄れているようだ。
    販売規制緩和の影響により、1994年に前年の約3倍を輸入しているが、3年で元に戻っている。

    ビールの輸出入国

     こちらも財務省のデータから、輸出入量の多いTOP10をまとめた。
    国によって関税が違うので、その影響がありそうだ。

    2021年のビール輸出入国

    2021年ビール輸出入量
表
    2021年ビールの輸出量
グラフ

     日本のビールは主にアジア、アメリカ、オセアニアなどの環太平洋諸国に多く輸出されている。
    なかでも台湾や韓国は良いお得意様である。

     輸入は、アメリカのクラフトビールが人気である。
    以外にもメキシコからのビールも多い。
    韓国からは製造委託されたビールが多く入ってきている。
    アイルランドはギネス、ドイツとベルギー、チェコ、イギリスはビール大国である。

    2019年のビール輸出入国

    2019年ビールの輸出量
表
    2019年ビール輸出量
グラフ

     パンデミック前の2019年のデータも見比べてみよう。
    輸出は韓国が55%を占めているが、顔ぶれはやはり環太平洋諸国である。

     輸入も顔ぶれはほとんど同じである。

    2011年のビール輸出入国

    2011年ビールの輸出量
表
    2011年ビールの輸出量
グラフ

     10年前のデータを見てみよう。
    輸出はそれほど変わらないが、輸入でアメリカの割合が少ない。

     アメリカは他の国に比べて、年によって大きく変動する。
    輸入量がもっとも多かった1994年は、アメリカが2/3を占めていた。
    日本の需要にバラつきがあるのだろうか。

    ●あとがき

     ビールは世界各国で造られている。
    日本のビール消費が減り続ける中で、海外に活路を見い出すことができるのだろうか。
    日本を含めて、各国でクラフトビールが造らるようになっており、
    よほどの特徴がない限り、海外からビールを輸入する意義は小さい。
    関税や輸送コスト、品質管理などを考えると、海外ブランドの買収や提携が
    頻繁に行われるのも理解できる。
    世界中がビールの新たなフロンティアを探し求めている。



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