更新日:2022年12月12日
文字数:約文1600字
他の蒸留酒と比べてテキーラは、世界に広まってまだそれほど時間が経っていない。
そもそもテキーラと呼ばれるようになったのがいつかも正確にはわかっていない。
当初はテキーラ村周辺で造られるメスカルが、他の地域のメスカルよりも評判が良かったことから、
区別して村名で呼ばれるようになったとされている。
テキーラ村の周辺は火山灰性の砂質土壌で、アガベの栽培に理想的な土地である。
テキーラという地名は、アステカ語でテル(丘)とキーラ(溶岩)が語源だといわれている。
蒸留技術も、どのような経路で入ってきたのかわかっていない。
有力な説としてはスペイン人が持ち込んだというものだが、
他にもカリブ海のラム酒製造経由で伝わったという説もある。
今後の発見でこれらのわからないこともわかるようになるかもしれない。
大いに期待したい。
テキーラの基礎知識 ↓
テキーラが世界に広まって、半世紀が過ぎた。
年々着実に生産量を増やしているが、ブランドもしっかりと守っている。
これからも消費が増える余地はまだまだある。
歴史が動く瞬間を見続けたいものだ。