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     更新日:2022年8月16日

    文字数:約1100文字

    ホップの概要

    ホップ
    Łukasz SiwyによるPixabayからの画像

     ホップはアサ科のつる性多年草で、最成長期には1日約30㎝も育つ。
    雄株と雌株があり、ビールの原料に用いられるのは、雌株の未授精の
    毬花
    (まりばな、またはきゅうか)と呼ばれる部分である。

     この毬花の中にあるルプリンという黄色い粒に、ビール特有の苦味や香りの
    もとになる樹脂や精油が含まれているのである。

     ルプリンは種子が地面に落ちた時に、カビなどの微生物に狙われないように
    抗菌作用を持っているといわれている。

     ホップには泡持ちをよくしたり、抗菌作用もあるので、重要な原料とされている。
    現在は品種改良が進み、100種類以上のホップが栽培されている。
    大きく分けて、ビターホップ(苦味を加える)アロマホップ(香り付け)がある。

    ●ホップの大別

    ホップ
    klickblickによるPixabayからの画像

    ビターホップ

     ホップに含まれる苦味の素はアルファ酸である。
    しかし、アルファ酸は水に溶けにくいうえ、それほど苦く感じない。

     これが加熱されることによって科学的な性質が変化して、
    イソ・アルファ酸になることで水溶性の苦味成分となる
    苦味を出すためのホップは、麦汁の煮沸の初期段階で投入される

    アロマホップ

     ホップの香りに寄与する成分は油分である。
    この油分は、200種類以上の化学物質からできていて、様々な香りを演出する。

     煮沸の火を止める前後に、アロマホップを投入する。
    油分は揮発性のため、煮込むと香りが蒸発してしまうので、煮沸終了時に投入される

    ●ホップの効能

    泡持ち

    ビールの泡
    4666192によるPixabayからの画像

     一般的なビールの泡持ちの良さは、ホップの苦味の成分と、
    モルトから抽出されるタンパクとが結合することで起こる。
    副原料を添加して泡持ちをよくしているものもある。

    抗菌作用

     ホップに含まれるアルファ酸には抗菌作用があり
    細菌や微生物の繁殖を抑制する。

     現代のビール醸造では、ホップの抗菌力以上の洗浄・殺菌処理を行って
    ビール製造を行っている。

     昔ながらの製造方法でビール造りしている醸造所では、
    ホップの抗菌作用は重要視されている。

    あとがき

     ホップの使用状態は生や乾燥、ペレット、粉末など各社が創意工夫している。
    設計通りのビールを造るために、ホップの投入タイミングも調整されている。
    これらの違いがビールの香りや苦味に影響するのか、飲み比べてみたいものだ。
    ホップを気軽に買える国が海外にはあるらしい。
    市販のビールを自分好みにアレンジできたら、最高だろう。



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