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     更新日:2022年8月22日

    文字数:約1800文字

     イギリスのDrinks Internationalが公開しているデータをもとにジンの販売量(売上)をまとめた。
    ジンのランキングはどうなっているのか、世界で最も販売量(売上)が多いブランドは
    何なのか見てみよう。

    ジンの販売量ランキング【2021

     2021年のジンの世界販売量は以下の通りである。
    単位は百万ケースで、1ケースは9リットル換算。

    ジンの販売量ランキング2021
    ジンの世界販売量推移
グラフ

    1位 Ginebra San Miguel (ヒネブラ・サン・ミゲル)

     フィリピンの総合酒類メーカーである
    Ginebra San Miguel社のブランド。
    ジンは1834年から製造しており、約190年の歴史がある。

     ジンはプレミアム品も販売している。
    他にもラム、ブランデー、ウォッカ、ワインも生産している。
    フィリピンビールの「San Miguel(サンミゲル)」は
    アジア料理店でよく見かける。




     フィリピンはジンの国別消費量が世界一であり、飲料としてジンが浸透している。
    スペイン統治の時代にジンの製造技術が伝わった。

     販売量は他のメーカーとはケタ違いで、首位独走状態である。
    年々販売量を増やしており、全スピリッツの販売量でも世界2位のブランドである。
    日本では販売していないが、東南アジアを中心に、北米やイギリス、インド、中東に展開している。

    関連記事:蒸留酒の販売量ランキング

    2位 Gordon’s (ゴードン)

     イングランドの超定番ブランド
    現在は世界最大の酒類メーカーであるディアジオ社の製品。

     ゴードンは1769年から製造されている老舗である。
    1位には遠く及ばないが、3位には1.3倍の差をつけている。








    関連記事:ジンの定番商品【ゴードン】

    ・3位 Tanqueray (タンカレー)

     ゴードンと同様に、
    こちらもイングランドの超定番ブランド
    そして同じく、ディアジオ社の製品である。

     タンカレーは1830年から製造されている。

    2021年の世界のトップバーが選ぶ
    ジンブランドとして、タンカレーが
    1位に選ばれている




    関連記事:ジンの定番商品【タンカレー】

    4位 Bombay (ボンベイ)

     イングランドの定番ブランドで、
    ヴェイパーインフュージョン(蒸気抽出)製法が有名
    世界的な酒類メーカーであるバカルディ社の製品。

     ジン製造は1761年から始まっている。
    その後、ヴェイパーインフュージョンという
    独自の製法を開発した。

     ボンベイは売り上げは、ボンベイ・サファイア、
    ボンベイ・ドライ、スター・オブ・ボンベイなどの
    ボンベイシリーズの総合販売量である。
    そのうちボンベイ・サファイアだけ8割を占める。

    関連記事:ジンの定番商品【ボンベイ・サファイア】

    5位 Beefeater (ビーフィーター)

     イングランドの定番ブランド
    ディアジオ社に次ぐシェアを誇る
    酒類メーカー ペルノ・リカール社の製品。

     ジン製造は1820年からで、
    兵士のラベルで知られている







    関連記事:ジンの定番商品【ビーフィーター】

    6位 Seagram’s (シーグラム)

     元はカナダのメーカーだったが、
    現在はペルノ・リカール社の製品。
    1939年にカナダのシーグラム社が発売した。
    北米で人気のブランドだが、
    日本には輸入されていない。











    7位 Hendrick’s (ヘンドリックス)

    https://www.hendricksgin.com/

     スコットランドのジンで、
    特徴はバラとキュウリ
    現在はウイスキーメーカーの
    ウィリアム・グラント&サンズ社の製品。

     1999年に発売された、比較的新しいジン
    着実に販売量を伸ばしてきている。










    8位 Larios (ラリオス)

     スペインの人気ブランド
    日本の酒類メーカー ビームサントリー社の製品。

     日本では販売されていない。
    サントリーのジン製品と競合するため、
    日本市場への投入はないだろう。

     ジン製造は1866年からで、
    スペインらしい華やかなラベルデザインである。








    9位 Gilbey’s (ギルビー)

     イングランドの定番ブランド
    ゴードン、タンカレーと同様にこちらもディアジオ社の製品。

     ジン製造は1872年からである。
    日本でもスーパーやコンビニでよく見かける
    日本輸入品は他国に生産委託されたものだが、
    イングランドのジンであることに間違いない。




    関連記事:ジンの定番商品【ギルビー】

    ●あとがき

     世界的にジンの消費量は伸びてきているが、今流行りのクラフトジンが
    このランキングに入るのはまだ先のことだろう。
    そして、ヒネブラ・サン・ミゲルの独走はまだまだ続くことが予想される。
    販売量の増加ペースが他とは明らかに違い、差が広がるいっぽうだ。
    日本市場が魅力的なら、今後参入があるかもしれない。
    サンミゲルがどこまで販売量を伸ばすのか注目したい。

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