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ラガヴーリン蒸留所は、アイラ島南岸に位置する蒸留所である。
重厚なスモーキーさと豊かなコクを持つウイスキーで知られ、
アイラモルトを代表する存在のひとつとして高い評価を受けている。
その力強く奥深い味わいは、多くのウイスキーファンを魅了し続けている。
ここではラガヴーリン蒸留所の歴史や特徴を解説する。
●ラガヴーリン蒸留所とは
まずラガヴーリン蒸留所の基礎データを見てみよう。
・基礎データ、場所

- 蒸溜所名:ラガヴーリン蒸溜所
- 英 字:Lagavulin
- 意 味:ゲール語で「水車小屋のある窪地」の意
- 創 業:1816年
- 仕込み水:ソラン湖の湧水
- 蒸留器 :ストレート型
- 現所有者:ディアジオ社
- 輸入元 :MHD モエ ヘネシー ディアジオ(株)
アイラ島の南東海岸部にある蒸溜所。
ラガヴーリン蒸留所があるキルダルトン地区には、
アードベッグ蒸留所、ラフロイグ蒸留所がある。
アードベッグ蒸留所が『村』だとすると、ラガヴーリン蒸留所は『要塞』である、
と例えられるほどの巨大な蒸留所である。
海岸から少し離れた小島には廃墟となった城跡があり、とても絵になる。
他のアイラモルトに比べて、一般的な知名度が低いのは、
メイン製品が16年物だからである。
熟成に時間をかけると出荷量が少なくなるのは必然であり、
市場に出回っている数が相対的に少なることで、
目にする機会が他のアイラモルトよりも減ってしまう。
現在は8年、12年物をラインナップに加えているので、
見かける機会が増えることになりそうだ。

・特徴
-味わい
ヘビーピートであるが、まろやかさもあり、コク深い。
厚いピート層を通って湧き出た水を仕込み水として使用している。
発酵と蒸留に時間をかけることで、リッチな味わいを生み出している。

-ブレンド
ラガヴーリンは『ホワイトホース』のキーモルトとして使われている。
1835年にジェームズ・ローガン・マッキーがラガヴーリン蒸留所を買い取った。
彼のもとでウイスキー造りを学んだ、甥のピーター・マッキーは、
マッキー社を設立し、ブレンデッドウイスキー『ホワイトホース』を発売する。
●あとがき
ラガヴーリンは本当に知名度が低い。
名前は知ってても、アイラ島で造られていることが知られていない。
日本でのアイラモルトの一般的なイメージ銘柄は、
ボウモア、ラフロイグ、アードベッグであろう。
ボウモア、ラフロイグはサントリーの戦略効果で、
アードベッグは味の印象が強いのだろう。
ラガヴーリンはラインナップが増えたので、これからの戦略に期待したい。


