• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年10月2日

    文字数:約900文字

     「スコッチ」、「アイラ」と聞いて、思い浮かべるのは「ピート香」であろう。
    しかしアイラ島にある蒸留所によって、一概にピートが強いとは言えない。
    それぞれの蒸溜所に特徴がある。

    ●ブナハーブン

    ・基礎データ、場所

    アイラ島地図
    • 蒸溜所名:ブナハーブン蒸溜所
    • 英字:Bunahabhain (これでブナハーブンと読むのが不思議)
    • 意味:ゲール語で「河口」の意
    • 創業:1881年
    • 仕込み水:マーガデイル川
    • 蒸留器:ストレート型
    • 現所有者:ディステル・グループ社 (南アフリカの企業で、ディーンストン、トバモリーも所有)
    • 輸入元:アサヒビール(株)

     アイラ島の蒸溜所中、最北端にある蒸溜所
    蒸溜所からは対岸にジュラ島が見える。
    人里離れた立地のため、創業当時は流通経路が悪く、道路建設から始めなければなかった。
    そのため、蒸溜所創業から生産がスタートするまでに3年もかかっている。

    ブナハーブン蒸溜所
    https://theislayhotel.com/amenity-post/bunnahabhain/

    ・特徴

    ・味わい

     2000年頃まではノンピートであることで、ライトで繊細さが特徴だったが、
    1990年代後半から試験的にピートを焚き込んだものを仕込み、2000年代前半に商品化した。
    その後、ノンピートとピートの両方を扱うようになる。
    当時の「アイラモルトブーム」に乗っかる形でピート商品を造ったのは、正しい判断だったのだろう。

    ・ラベル

    ブナハーブンラベル表
    表ラベル
    ブナハーブンラベル裏
    裏ラベル

     表ラベルには船乗りが遠くを眺めながら舵を握る絵、
    裏ラベルには「Westering Home(西の故郷へ海路を進む)」の歌詞が印刷されている。

    ・ブレンド

     ブナハーブンはブレンデッドウイスキーの原酒としても使われている。
    カティサーク」や「ブラックボトル」である。
    ブラックボトルは発売当時、アイラ島の全蒸留所(7つ)のウイスキーが
    ブレンドされていることで話題となった。

    ●あとがき

     ブナハーブンは他のアイラモルトに比べると落ちついたイメージがある。
    それはノンピートの印象が強いからだろう。
    現在はピートの商品も出しているが、ノンピートの繊細で穏やかな風味を好む人も多い。
    他の蒸留所と同様に所有者がコロコロ変わるので、今後どのような商品が出てくるのか注目したい。

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