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テキーラ初心者がまず『プレミアムテキーラ』を飲むべき3つの理由【おすすめ4選も紹介】

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文字数:約4000文字

オリオンのベルト

 お酒が好きな人、メキシコが好きな人は、テキーラというお酒が気になるだろう。
そのようなテキーラ初心者がまず『プレミアムテキーラ』を飲むべきである。
その理由は3つあり、それぞれ説明しよう。

  1. イメージの払拭
  2. 銘柄が多い
  3. 種類が揃っている

 ちなみにプレミアムテキーラに明確な定義はない
ここでは原料であるアガベを100%使用したテキーラのこととする。
対して、別原料が混ぜられたアガベ100%でないものをミクストテキーラとする。
『テキーラ』を名乗る条件の一つがアガベを51%以上使用することである。

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プレミアムテキーラを飲むべき3つの理由

 3つの理由を知ることでテキーラの理解が深まり、
プレミアムテキーラにチャレンジしていただければ幸いである。

①テキーラのイメージを払拭

 テキーラ初心者が持つテキーラのイメージはさまざまだろう。
プレミアムテキーラを飲めば、ネガティブなイメージはポジティブに、
ポジティブなイメージはさらにポジティブに変わる。
プレミアムテキーラにはそれだけのポテンシャルを有している。

 ネガティブなイメージの一例として以下がある。

  • アルコール度数が強い(高い)
  • ショットグラスで一口で飲む
  • 悪酔いする、二日酔いになる
             などなど

 テキーラのアルコール度数は40%程度のものがほとんどである。
ウイスキーやブランデーやジン、ラムなどと変わらない。
プレミアムテキーラは丁寧に造り込まれているので、それほど度数を感じない
その理由は香りや味わいが豊かなため、相対的にアルコール感が薄れるのである。
一方、ミクストテキーラは糖蜜やコーンなどで造ったアルコールを混ぜているので、
味わいが単調になり、アルコール感を強く感じる。

テキーラ ショット
Xavier EspinosaによるPixabayからの画像

 ショットグラスで一口に飲み干すのは、テレビや映画からのイメージだろう。
昔は品質が不安定だったため、塩やライムと一緒に一気に飲んでいたが、
今ではほとんどパフォーマンス化している。
パーティーやお祭りの時にみんなで盛り上がるためにやることもある。
プレミアムテキーラはゆっくりと香りや味わいを楽しみながら飲むのが主である。

 悪い酔いするのは、質の悪いアルコールを混ぜたものを飲んだ場合である。
プレミアムテキーラは100%アガベを原料としているため、この心配はない
二日酔いに関しても飲み過ぎなければ問題ない。

 ポジティブなイメージに関しても、プレミアムテキーラを飲むことで、
テキーラの奥深さを知り、お酒の可能性が広がる。
さらにメキシコの文化や歴史への興味も湧いてくるだろう。

②プレミアムテキーラは銘柄が多い

カラーパレット
AnnetteによるPixabayからの画像

 日本に輸入されているミクストテキーラの銘柄は限られている。
輸入量ではミクストのほうが多いが、それは特定の銘柄に大きく偏っている。
よって、輸入量が多い特定の銘柄が一番手に入りやすくなるのである。

 輸入量ではミクストテキーラのほうが多いが、
銘柄ではプレミアムテキーラのほうが多い
このため、プレミアムテキーラは選択の自由度が高い
好みに合った銘柄を見つけるにはプレミアムテキーラが最適である。

③テキーラの種類が揃っている

 テキーラは熟成期間によって、主に以下の4種に分類される。

  • ブランコ     02カ月未満
  • レポサド     2カ月以上1年未満
  • アネホ      1年以上3年未満
  • エクストラアネホ 3年以上

 ミクストテキーラは手頃な価格帯をウリにしているので、
熟成コストをかけるだけの経済的メリットは小さい。
このため、ブランコとレポサドがほとんどである。
ミクストのエクストラアネホは、定義上有り得るが見たことも聞いたこともない。

樽熟成
Peggy und Marco Lachmann-AnkeによるPixabayからの画像

 テキーラを理解するには熟成による飲み比べをすることが重要である。
原料であるアガベを存分に感じたいならブランコ
アガベと熟成のバランスを重視するならレポサド、アネホ
熟成による変化と複雑さを体験するならエクストラアネホである。
プレミアムテキーラは種類が揃っているからこそ飲み比べるのに適している。
まずはブランコ、レポサド、アネホの3種類を試してみるのがよいだろう

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どこでどのように飲むか

 プレミアムテキーラを飲んでみようと思ったなら、次はどこでどのように飲むかである。
以下のような選択肢がある。

  • バーで飲む
  • メキシコ料理店で飲む
  • 自宅で飲む
  • イベントで飲む

・プレミアムテキーラをバーで飲む

バー

 一番おすすめな方法である。
テキーラバーがあればベストなのだが、
専門でなくともテキーラを取り揃えているバーがあれば問題無い。

 バーで飲むメリットは一杯から試せることと、品揃えである。
一つの銘柄で熟成の種類をそれぞれ味わうことをおすすめする。
飲み比べしたいと伝えれば対応してくれるはずである。
さらにハーフショットで注文できればなお良し

 落ち着いた雰囲気でテキーラをゆっくり味わうのは最高である。
バーで飲むのはハードルが高いという人にはメキシコ料理店がよいだろう。

・プレミアムテキーラをメキシコ料理店で飲む

メキシコ料理
ALFONSO CHARLESによるPixabayからの画像

 近くにメキシコ料理店があれば選択肢としてアリだろう。
お店にもよるがプレミアムテキーラを扱っているところもある。
しかし熟成の種類を取り揃えているお店は少ないので、
事前に確認してから訪問する必要がある。

 料理と合わせるのも悪くないが、最初はテキーラ単独で味わったほうが理解しやすい。
お店でメキシコの話を聞きながらテキーラを飲むのは良いものだ。

 しかしメキシコ料理店は主要都市部に多く、近くにないという人もいるだろう。
その場合は購入して自宅で飲む方法がある。

・プレミアムテキーラを購入して自宅で飲む

自宅で飲む
ErikaWittliebによるPixabayからの画像

 簡単な方法ではあるが、費用的な負担が大きい
初心者がプレミアムテキーラを3種(ブランコ、レポサド、アネホ)購入するのは
かなりハードルが高い。
そしてミニボトルやハーフボトルのプレミアムテキーラは日本にはほとんどない。

 負担を減らすには複数人で出費する手段がある。
プレミアムテキーラに興味を持ち、一緒に飲んでくれる人がいれば提案してみよう。
意見交換もできて楽しい家飲みができるだろう。

・プレミアムテキーラをイベントで飲む

 テキーラを飲めるイベントは限られているが、
もし場所とタイミングが合えば、参加するものよいだろう。

 テキーラ単独のイベントや、カリブやラテン系の中南米イベントがあるが、
主要都市での開催がほとんどである。

 イベントではたくさんの銘柄、種類を飲み比べることができるので、
良い機会であることは間違いない。

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【初心者向け】プレミアムテキーラおすすめ4

 ここからはプレミアムテキーラのおすすめ4選を紹介する。
この他にもまだまだたくさんの銘柄があるので、いろいろ試してみよう。

  • クラセアスール(Clase Azul
  • フォルタレサ (FORTALEZA
  • ドン・フリオ (Don Julio
  • パトロン   (PATRÓN

・クラセアスール(Clase Azul

クラセアスール

 日本に輸入されているテキーラのなかでも最高峰のブランド
格別の香り、味わいを有し、個性的なボトルデザインも目を引く。
ボトルデザインも含め、テキーラを一つのアートとして
世界に発信することをコンセプトとしている。

 初心者はクラセアスールを飲めば間違いなくテキーラに好印象を持つだろう。
テキーラを飲んできた人でも、これまでの概念が覆ることになる。

 本当に素晴らしいブランドなのだが、やはりそれなりのお値段である。
それゆえに取り揃えているお店はまだ少ない。

 イベントで飲み比べするのがベストだろう。
ただし出展されるイベントは限られている。
よくチェックする必要がある。

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・フォルタレサ(FORTALEZA

フォルタレサ

 テキーラの名門サウザ家の5代目が造り上げたブランド
伝統製法にこだわり、品質重視の少量生産である。

 昔ながらの造りによって、原料であるアガベをしっかりと感じられる。
これこそテキーラの原点であるといっても過言ではない。

 現代的な量産化はせず少量生産のため、日本への輸入数も少ない
日本でも人気のブランドなので、お店で見つけたらぜひ試してほしい。

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・ドン・フリオ(Don Julio

ドン・フリオ

 ドン・フリオこそがプレミアムテキーラという高価格帯を開拓した立役者である。
現在も革新を続けるドン・フリオを味わっておいて損はない。

 ドン・フリオが発売される以前は、低価格のミクストテキーラが主流だった。
しかし100%アガベで造られたドン・フリオの深い味わいを知ったことで、
消費者たちはもうミクストテキーラに戻れなくなってしまった。
それほどの革新をテキーラ業界与えたのである。

 ドン・フリオは世界中で飲まれており、販売数量で一、二位を争うほどである。
当然日本でも人気のあるブランドである。
多くのお店で取り扱っているため、テキーラ初心者でも試しやすいだろう。

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・パトロン(PATRÓN

パトロン

 進化し続けるプレミアムテキーラブランドがパトロンである。
背の低いボトルに蜂のロゴとリボンが特徴的なブランド

 そのこだわりは開発当初の造り方をコピーして量産化している点にある。
設備の大型化はせずに、全く同じ設備をそのままコピーすることで生産量を増やしている。
非効率ではあるが、原点をそのまま再現することでパトロンが造られている。

 ドン・フリオと並んで世界販売数量の一、二位を争っている
オシャレなボトルは目を引き、初心者でも注文しやすい。
プレミアムテキーラとして押さえておきたい一品である。

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あとがき

 このページに行き着いた人はテキーラに興味を持っているということだろう。
とても喜ばしいことである。
他のお酒と比べて、テキーラは様々なイメージを持たれていることが多い。
イメージが先行してしまう原因の一つが、まだテキーラを飲む機会が少ないからである。
もっとテキーラと触れ合う機会が増えれば、理解が深まり、より楽しめるようになる。
その足掛かりとしてプレミアムテキーラをぜひとも味わっていただきたい。

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