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カナディアンウイスキーは、他国のウイスキーと異なり、
複数の原酒を組み合わせて造るブレンド文化が特徴である。
そのため種類の分け方も独特で、
「フレーバリングウイスキー」と「ベースウイスキー」という構造で理解するとわかりやすい。
ここではその違いと全体像を整理する。
●カナディアンウイスキーとは

カナディアンウイスキーは、
「フレーバリングウイスキー」と「ベースウイスキー」を
組み合わせて造られるのが基本構造である。
主に隣国アメリカ向けに造られている。
ライ麦を主原料としたフレーバリングウイスキーと、
コーンを主原料としたベースウイスキーをブレンドしたもの。
ライ麦のスパイシーさと、華やかな香りの、すっきりとした味わい。
カナディアンウイスキーの基本的な定義については、
ウイスキーの定義で詳しく解説している。
・カナディアンウイスキーの種類一覧
- フレーバリングウイスキー:香味を付与するためのウイスキー
- ベースウイスキー :全体のベースとなる軽いウイスキー
- ブレンデッドウイスキー :両者を組み合わせた最終製品
●フレーバリングウイスキー

フレーバリングウイスキーは、ライ麦などを使用し、
香りや味わいの個性を加えるためのウイスキーである。
ライ麦を主原料として、2度蒸留する。
1度目は1塔式連続式蒸留機、
2度目はダブラーと呼ばれる単式蒸留器を使う。
華やかな香りとスパイシーな味わいが特徴。
●ベースウイスキー

ベースウイスキーは、トウモロコシなどを原料とし、
軽やかな味わいを持つ基盤となるウイスキーである。
トウモロコシを主原料として、
連続式蒸留機でアルコール度数約95%まで蒸留される。
すっきりとして、クリアな味わい。
●カナディアンブレンデッドウイスキー
カナディアンブレンデッドウイスキーは、
ベースウイスキーにフレーバリングウイスキーを加えて仕上げられるウイスキーである。
フレーバリングウイスキーとベースウイスキーをブレンドしたもの。
カナディアンウイスキーはブレンデッドが基本。
●あとがき
アイリッシュと同様にカナディアンウイスキーも選択肢が少ない。
定番のものはよく見かけるが、バリエーションがもっと豊富だとありがたい。
カナダやアメリカに行く機会があれば、レアなカナディアンウイスキーを持ち帰りたい。


