• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年8月25日

    文字数:約1000文字

     焼酎に使われる原料はさまざまである。
    使ってはいけない原料はあるが、それ以外はなんでも使ってよい。
    使わなければならない原料の指定がないのが、他のお酒と大きく違う点である。

    そばの花
    qurrantによるPixabayからの画像

    ●そば焼酎

     そば焼酎はそばを原料とし、主に宮崎、長野、北海道などで造られている。
    焼酎の原料別では麦、芋、米に次いで4番目に生産量が多いのがそばである。
    そばの香りと苦味、ソフトな口当たりが特徴。

     そば焼酎が誕生したのは、昭和48年(1973)なのでようやく半世紀である。
    宮崎県の雲海酒造で、特産品であるそばを使って造られた。
    そばの実は皮が硬く、麹菌の繁殖が難しい。

     このため米麹や麦麹が使用されることが多いが、
    現在ではそば麹の開発が進められ、100%そば焼酎が造られるようになった。

    そばの実
    Михаил НечаевによるPixabayからの画像

    ●ルチンによる健康効果

     まず結論から言うと、そば焼酎にルチンによる健康効果はない、残念ながら。
    理由は、蒸留工程で栄養素はカスとして蒸留されずに残ってしまうからだ。

     そば焼酎に使われるダッタン蕎麦には「ルチン」という成分が含まれている。
    ルチンは抗酸化物質であるポリフェノールの一種である。
    効能としては、傷んだ血管を修復し、血流をスムーズにして血圧を下げる。

     この効能によって、よく勘違いされているのは、そば焼酎を飲めば血圧が下がるということ。
    これはアルコールを摂取することで、血管が拡張して血圧が下がっているだけである。
    あとはプラシーボ効果(思い込み)のようなものもあるのかもしれない。

    ざるそば
    浩之 梶によるPixabayからの画像

     よく「ルチンは水溶性なのでそば湯に溶け出している」というが、これも間違いである。
    そばに含まれるルチンは天然なので不溶性なのだ。
    そば焼酎をそば湯で割って飲むのはよいが、ルチンの摂取にはならない。
    しかしそば湯には別の栄養素が溶け出しているので、身体に良いことは事実である。

     ルチンを摂取したければ、普通にそばを食べれば良いのである。
    そば焼酎と一緒に美味しく頂こう。

    ●あとがき

     そば屋に入って、お酒のメニューを見て、ガッカリすることがある。
    美味しいそばをこだわってつくっているのに、大衆的なお酒しかないときだ。
    せっかくそばにこだわっているなら、そのこだわり合う飲み物を用意したほうがよい。
    中途半端なお酒を置くぐらいなら、こだわりの水をメニューに載せたほうがよい。
    食中酒をおろそかにすると、せっかくの食事が台無しになるのはそばに限った話ではない。



    宝酒造
    ¥1,180 (2022/02/05 18:39時点 | Yahooショッピング調べ)