• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年10月27日

    文字数:約1200文字

     マデイラワインはDOP(原産地名称保護)によって厳しく管理されている。
    主な条件と、マデイラ島について見てみよう。

    DOP(原産地名称保護)

    マデイラワイン認証シール
    https://vinhomadeira.com/

     DOPとはDenominação de Origem Protegidaの略である。
    ポルトガルではマデイラを含めて約30地域がDOPに指定されている。
    DOPは旧格付けのDOCにあたる。

     主な条件は6つある。

    1. ブドウとワインの生産地がマデイラ島であること
    2. ブドウの品種は認可されたもののみ使用できる
       (セルシアル、ヴェルデーリョ、ボアル、マルヴァジア、テランテス、
       ティンタ・ネグラ・モレ、、、など)
    3. 酒精強化用の蒸留酒は96%のグレープスピリッツを使うこと
    4. 加熱熟成はエストゥファ、またはカンテイロで行うこと
    5. 熟成年数は最低3年以上であること
    6. アルコール度数は17~22%であること
       (例外として、輸出相手国の気候環境が製品保存に適している場合、
       15.5%まで下げることが認められている)

     マデイラワインを厳しく管理しているのは、マデイラワイン協会(IVBAM)である。

    ・マデイラワイン協会(IVBAM)

    IVBAM
    https://ivbam.madeira.gov.pt/

     正式にはマデイラワイン・刺繍・手工業協会
    (Instituto do Vinho, do Bordado e do Artesanato da Madeira, I.P.)である。
    以前はマデイラワインのみを管理するIVM(Instituto do Vinho da Madeira)だったが、
    マデイラ島の特産品である刺繍と手工業、最近ではスピリッツ等も含めて管理することになっている、
    公的機関である。

    マデイラの刺繍
    https://ivbam.madeira.gov.pt/

     IVBAMブドウの栽培から出荷まで、マデイラワインの品質を管理している。
    IVBAMの基準をクリアしたものには認証シールが貼られる
    オールドボトルにはIVM時代のシールが貼られている。

    マデイラ島

    マデイラ島地図
    Google Map

     マデイラ島は大西洋に浮かぶポルトガル領の島である。
    ポルトガル本土からは南西に約1000キロあり、実はモロッコからのほうが近い(約700キロ)。

     マデイラ島の総面積は732平方キロで、奄美大島と同じくらいである。
    ブドウの栽培面積は400ヘクタール(4平方キロ)しかない
    マデイラ島は火山に起因する島であり、急斜面が多いため、ブドウを栽培できる場所が限られる

     平均気温22度の穏やか島で、『常春の島』や『大西洋の真珠』などと呼ばれ、
    ヨーロッパからのリゾート地として人気がある。
    標高の高い地域では雪が降ることもあるという。

    マデイラ島
    https://vinhomadeira.com/

    あとがき

     マデイラ島では観光客はマデイラワインを飲むが、地元民は普通のワイン飲むという。
    マデイラワインは高級で、普段飲みはできないということらしい。
    マデイラワインや生産に従事する人たちを支えているのは、観光客や輸出先の国々ということになる。
    我々がマデイラワインを飲むことで、少しでもマデイラ島の発展に貢献できればと思う。

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