• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年9月4日

    文字数:約800文字

     シードルの原料はリンゴである。
    リンゴは世界中でさまざまな品種が作られている。
    FAOSTAT(国連食糧農業機関データベース)のデータをもとに、
    リンゴの生産量を見てみよう。

    ●世界のリンゴ生産量

    世界リンゴ生産量
    リンゴ生産量
国別ランキング

     上図は2020年のリンゴ生産量TOP20と、シードル主要生産国とその他の国のデータである。

     世界のリンゴ総生産量は8644万トン
    その内の半分近くを中国が占めている
    次点のアメリカとは、一ケタ違う量である。
    ヨーロッパでのリンゴ大国はポーランドのようだ。

     シードル主要国のアメリカ、フランス、ドイツはTOP20に入るが、
    スペインとイギリスはリンゴをそれほど生産していない。
    このことからシードルの生産量とリンゴの生産量は比例しない
    ブドウはワイン用ものものが多く作られているが、
    リンゴは生食用や加工用のほうが断然の多いのである。

    リンゴ生産量推移

    リンゴの生産量推移
グラフ

     上図は、全世界のリンゴ生産量とTOP4と日本の推移である。

     中国のリンゴ生産量は1991年を境に伸び続けている
    ここ数年は横ばいだが、ダントツの生産量なのは変わらない。
    生産したリンゴの多くは国内で消費しており、輸出は100万トン(40分の1)ほどである。
    アメリカは横ばいが続いており、ポーランドとトルコは徐々に増加している。

     日本は緩やかに減少傾向が続いている。
    世界のリンゴの生産量は増え続けているのに、日本は減り続けている要因は、
    農業従事者の減少、不安定な収入、都市部への人口偏重、少子高齢化、
    などが絡み合っているのだろう。

    ●あとがき

     シードル造りが軌道に乗れば収入の安定化につながり、
    収入が安定するなら農業従事者が減らず、土地を離れなくてもよくなる。
    ただし、そんなに簡単な話ではなく、世界的なアルコール離れが進む中、
    シードルを定着させるのも難しい。
    リンゴを嫌いな人は滅多にいないはずなのに、うまくいかないものだ。

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