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図解■ 焼酎の健康効果『血栓を溶かすチカラはワインの1.4倍以上!』

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文字数:約1200文字

 健康に良いお酒として一番に上がるのはワインであろう。
ワインに含まれるポリフェノールの効果は、一般に広く知られている。

 本格焼酎・泡盛にはワインに劣らない健康効果があることは、
あまり知られていないのが現状である。
実はすごい焼酎のもつ健康効果を説明しよう。

健康体
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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●血栓溶解効果:ワインの1.4倍以上

 血栓とは、血管内にできる血液の塊のことである。
血栓が心臓の血管を詰まらせると「心筋梗塞」となり、
脳の血管を詰まらせると「脳梗塞」となる。
血栓は重篤な疾患を誘発する要因となるため、
普段から気を付ける必要がある。

 血栓ができにくい状態にするには、
ワインに含まれるポリフェノールが有効である。
血液をサラサラにして血液の塊をできにくくする。

 しかしポリフェノールは血栓予防に有効だが、
できてしまった血栓を溶かす効果がない。
この血栓を溶かす効果が本格(乙類)焼酎・泡盛にはある

血栓溶解グラフ

 焼酎には、血栓を溶かす酵素(ウロキナーゼ)を活性化させる働きがあることがわかっている。
行われた実験では、62人の被験者に同じアルコール量で各酒類を飲んでもらい、
1時間後の血液中の血栓溶解酵素量を測定した。

 その結果、焼酎を飲んだグループは、
飲酒しないグループに比べて約2.4倍の血栓溶解酵素の活性がみられた。
同じ蒸留酒であるウイスキーに比べて2.3倍、
原料由来の成分が多く残る醸造酒に比べても1.3倍以上である。

 この効果は焼酎のもつ香気成分によるものであるため、
焼酎を飲まずに香りを嗅ぐだけでも効果が得られる

●糖質ゼロ、プリン体ゼロ:ダブルのゼロ

ゼロ

 ビールや日本酒で「糖質ゼロ、プリン体ゼロ」と
表示されている商品をよく見かけるようになった。
表示されていないが、本格焼酎・泡盛は「糖質ゼロ、プリン体ゼロ」である。
焼酎と同じ蒸留酒のウイスキーなども糖質・プリン体ゼロである。

・糖質ゼロ

 ダイエットをしている人には糖質を減らせるのはうれしいことである。
ビールなどの醸造酒を焼酎に変えることで、糖質を抑えられる

 焼酎と同じくウイスキーも糖質ゼロであるが、
食中酒としてハイボールを飲む場合は気を付けなればならない
割り材として炭酸水なら問題ないが、
ジンジャーエールやコーラでは糖質が入っている可能性があるので注意。

・プリン体ゼロ

寿司いくら
sa2da0137によるPixabayからの画像

 過剰なプリン体摂取は尿酸値を上げてしまうため、注意が必要である。
お酒のプリン体含有量よりも、魚卵系の食べ物などのほうが含有量は多い

 せっかくプリン体ゼロの焼酎を飲んでも、
食事やおつまみから摂取してしまっては意味がない。

●あとがき

 1990年代末に焼酎が三回目のブームを迎えたのは、
健康志向への高まりからといわれている。
本格焼酎・泡盛の健康効果から注目を集めたのだ。
日本に限らず、これからも健康への関心がなくなることはなく、
より一層加速するように感じる。
焼酎の海外展開には、健康をキーワードにして売り込むことが効果的かもしれない。