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お酒の記念日『繋がりと広がりを感じる特別な日』

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文字数:約18000文字

 お酒に関連する記念日は意外と多くある。
酒飲みにとってはお酒を飲む口実になり、嬉しいかぎりだろう。
お酒の日に合わせてイベントが催されることもある。
お酒の記念日をまとめたのでみてみよう。

 一般社団法人 日本記念日協会に登録されているものと、
それ以外の記念日も調査した。
今回掲載した記念日以外にもまだまだたくさんある。
色々探してみるのも面白いだろう。

カレンダー
Bastian WiedenhauptによるPixabayからの画像
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●毎月○○日の記念日

 特定の日ではなく、毎月○○日が記念日というものがある。
2つ紹介しよう。

  • 毎月20日:ワインの日
  • 毎月30日:サワーの日

・毎月20日は『ワインの日』

ワイン

 日本独自の記念日である。
1994年に日本ソムリエ協会によって制定された。

 「ワイン」はフランス語で「vin(ヴァン)」であり、
「20」をフランス語の「vingt(ヴァン)」と発音が似ていることに由来する。

・毎月30日は『サワーの日』

サワー

 京都の宝酒造(株)が制定し、2019年に一般社団法人 日本記念日協会に登録。
目的は、甲類焼酎を炭酸で割って飲む「サワー」をもっと多くの人に楽しんでもらい、
サワー市場全体を盛り上げること。

 日付は一年を通じて月末に同僚や友人、家族と一緒に「サワー」を飲んで
絆を深めてほしいとの想いと、30を「サ(3)ワ(輪=0)ー」と
読む語呂合わせから毎月30日に。
2月は30日がないが、月末あるので問題ないのだろう。

●一月の記念日

 年始めの一月はお正月や成人式などがありイベントが多い。
5つ紹介しよう。

  • 17日 :人日の節句
  • 111日:樽酒の日
  • 116日:禁酒の日
  • 120日:甘酒の日
  • 131日:ウォッカの日

17日は『人日の節句』

 日本の年中行事 五節句の一つである人日(じんじつ)の節句。
七草粥を食べることで、その年の豊作と無病息災を祈る。
1月1日からこの日にかけて、薬草酒の一種であるお屠蘇(とそ)が飲まれる。

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111日は『樽酒の日』

樽酒

 奈良の長龍酒造(株)が2009年に制定。
祝いの宴、喜びの場で酒樽の蓋を威勢良く開ける鏡開き。

 良いことがあったら、良いことがありますようにとの思いから、
樽の酒をふるまい飲み交わすこの風習を、
日本の文化として次の世代に伝えていきたいとの思いから。

 日付は年中行事の鏡開きの日に由来する。

116日は『禁酒の日』

空き瓶

 1920年1月16日にアメリカで禁酒法が施行されたことに由来する。
この法律は後に多くの逆効果を招き、1933年に廃止されたが、
日本ではこの日だけ飲酒を控えることを目的として制定された。

 年末年始で飲み疲れたカラダをいたわるのに、
ちょうど良いタイミングでの記念日である。

120日は『甘酒の日』

甘酒

 森永製菓(株)が2009年に制定。
森永製菓は1969年から瓶入りの甘酒を販売してきた。

 日本の伝統的な飲み物であり発酵食品である甘酒の良さ、おいしさを
多くの人に知ってもらいたいとの思いから。

 日付は、甘酒は疲れを癒し、身体が温まる飲み物として、
大寒の頃がもっとも飲まれていることから大寒の日とした。
夏の冷たい甘酒もイイが、寒い時季にに飲む温かい甘酒もまたイイ。

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131日は『ウォッカの日』

ウォッカ

 ウォッカの日はロシアで制定されている。

 元素の周期表を作成したロシアの科学者メンデレーエフが、
「ウォッカに最適なアルコール度数が40度である」という論文を提出した日が、
1月31日であったことに由来、、、とされているが、真偽は不明。
まあ「寒い日に飲むウォッカはおいしい」ということである。

 ちなみに世界的にウォッカを楽しむ日として、
2月4日が「International Vodka Day」に制定されている。

●二月の記念日

 2月は月の日数が少ないが、それでもお酒の記念日はある。
4つ紹介しよう。

  • 22日 :南アフリカワインの日
  • 25日 :ニゴラー集う「にごり酒」の日
  • 222日:マルガリータの日
  • 225日:ヱビスの日

22日は『南アフリカワインの日』

南アフリカテーブルマウンテン

 国分グループ本社(株)が制定。
南アフリカワインの魅力を多くの人に伝え、
日本市場での販売促進と認知度の向上、
そして南アフリカとの友好関係を築くのが目的。

 日付は初代東インド会社代表のオランダ人ヤン・ファン・リーベックが、
1659年2月2日の日記に
「ケープのブドウから初めてのワインが作られた」
と記していることから。

25日は『ニゴラー集う「にごり酒」の日』

にごり酒

 岐阜にある(株)三輪酒造が制定。
酒本来のうま味と甘さがあり、飲みやすいと言われる「にごり酒」の
認知度を高めるとともに「にごり酒」ファンを「ニゴラー」と呼んで
一緒に盛り上げていくことが目的。

 日付は2と5で「に(2)ご(5)り」と読む語呂合わせから。
また、一般的に寒い時期の酒というイメージがある「にごり酒」を
季節を問わずに楽しめるお酒として、寒いこの時期から
その後の春夏にも味わってもらいたいとの願いも込められている。

222日は『マルガリータの日』

margalita-day

 アメリカで毎年2月22日がNational Margaritadayと定められており、
2018年より日本でも同日を「マルガリータの日」に制定。

 マルガリータはテキーラを使用した代表的なカクテルであり、
世界で最も有名なカクテルの一つ。
そんなマルガリータをみんなで楽しみ、祝う特別な日である。

225日は『ヱビスの日』

ヱビス

 サッポロビール(株)が2012年に制定。
自社のヱビスビールをより多くの人に知っていただくことが目的。

 ヱビスビールはドイツのビール純粋令に則った戦後初の麦芽100%ビールで、
通常の1.5倍の長期熟成をすることで深いコクを生み出している。

 日付は1890年(明治23年)2月25日にヱビスビールが発売されたことから。