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     更新日:2022年8月25日

    文字数:約1000文字

     国税庁が公開している令和2年度の酒類の販売(消費)数量データがある。
    去年末(2021年12月27日)に公開されたデータを編集して各都道府県の特徴を見ていこう。

    ●販売(消費)数量

    国税庁の消費量データ

     この表が公開データである。
    数字ばかりでわかりにくいのでグラフ化する。

    消費量のグラフ

    都道府県別の人口も付けると、当然だが消費量は人口に比例する。
    これだけではまだよくわからないので、消費量割合に見てみよう。

    ●販売(消費)量割合

    消費割合数値
    都道府県別消費割合グラフ

     酒類ごとの消費傾向をみてみよう。

    • 日本酒
      よく飲んでいるのは本州北部で、九州南部など温かい所ではあまり飲まれていない。
    • 合成清酒
      アルコールに糖類や酸味料、アミノ酸、有機酸などを加えて清酒風味にしたもの。
      鳥取でよく消費割合が高い。よく料理に使うのだろうか?
    • 焼酎
      甲類は北日本、乙類は九州でよく飲まれている。
      鹿児島ではビールよりも焼酎のほうが飲まれていることがわかる。
      発泡酒やリキュール(第3のビール)の割合が低いのも焼酎を飲むからだろう。
    • みりん
      香川で多く消費されている。うどんのダシに使われるのだろう。
    • ビール
      東京ではビールをよく飲むのに対して、リキュール(第3のビール)はあまり飲まないようだ。
    • 果実酒
      代表的なのはワインであり、これも東京では飲まれる割合が高い。
      山梨はワインの一大生産地だけに消費割合も高い。
    • 甘味果実酒
      主に酒精強化ワインなどのこと。
      京都や滋賀、島根で割合が高いのは何か理由があるのだろうか?
    • ウイスキー
      山梨の白州宮城の宮城峡、という蒸溜所の影響がありそうだ。
    • ブランデー
      消費割合ではあまり大差ないようだ。
    • 発泡酒
      理由は想像できないが、高知は割合がダントツで高いのに対して、
      リキュール(第三のビール)は低い。
    • 原料アルコール・スピリッツ
      原料アルコールは日本酒に添加される醸造アルコールなどである。
      スピリッツは分類上、ジンやラム、ウォッカなどになる。
      滋賀ではナインリーヴズがラムを造っているので消費に関係があるのかもしれない。
      香川や富山が消費割合が高い理由はわからない。
    • リキュール
      梅酒などがリキュールに含まれるが、主に第3のビールやチューハイなどがメインと考える。
      沖縄ではビールの割合が低いのに対して、発泡酒とリキュールの割合が高い

    ●あとがき

     各都道府県で特徴があっておもしろい。
    東京は高級志向が高いということがわかった。
    鹿児島は焼酎が大好きなのだろう。
    データから醸造所や蒸溜所、名産品、気候などの影響が見えてくる。
    まだまだいろいろと気付くことがありそうだ。

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