• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年8月22日

    文字数:約1800文字

     蒸留酒(スピリッツ)で世界一売れているブランドは何なのか。
    蒸留酒と言えれば、やはりウイスキーブランドなのか、最近人気のジンブランドか、、、
    イギリスのDRINKS INTERNATIONALによる2022年の調査結果をまとめた。

     蒸留酒(スピリッツ)とは、原料の発酵により得られたもろみを、
    蒸留器で蒸留して得られたアルコール飲料のこと。
    代表的なものとして、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、焼酎など。
    ビールやワイン、日本酒は醸造酒に分類される。

    蒸留酒の販売量ランキングTOP10

     蒸留酒の世界販売量は以下の通りである。
    単位は百万ケースで、1ケースは9リットル換算。

    蒸留酒販売量ランキング

    1位 JINRO(眞露)

     日本でも韓国焼酎として有名な眞露(ジンロ)
    20年以上も世界販売量一位を続けており、
    独走状態である。

     眞露を生産しているのは、1924年創業の
    ハイトジンロ社である。
    日本では眞露以外にも、チャミスルが有名。
    韓国では、焼酎(ソジュ)以外にも、
    ビールやウイスキーを生産している。

     ちなみに、韓国焼酎では眞露以外でも
    世界販売量が多く、Lotte LiquorのChum Churumが
    2017年まで世界第3位の販売量を誇っていたが、
    それ以降データの提供が途絶えてしまっている。

    2位 Ginebra San Miguel(ヒネブラ・サン・ミゲル)

     フィリピンの総合酒類メーカーであるGinebra San Miguel社のブランド。
    ジンは1834年から製造しており、約190年の歴史がある。
    年々販売量を伸ばしており、ジンの販売量では他ブランドを圧倒している。

     フィリピンはジンの国別消費量が世界一であり、飲料としてジンが浸透している。
    スペイン統治の時代にジンの製造技術が伝わった。










    3位 McDowell’s No.1(マクダウェルNo.1)

     インドで120年以上作り続けられているブランド。
    世界一売れているウイスキー

     マクダウェルのブランドとしては、ウイスキー以外にもラムやブランデーもある。
    現在は世界最大の酒販メーカー ディアジオ社の傘下にあり、
    多くの国で飲まれているが、日本ではあまり見かけない。










    4位以下

     4位には、ウォッカで有名なSmirnoff(スミノフ)がランクインしている。
    世界中のバーで、カクテルのベースとして使われている。

     5位、8位、9位にはそれぞれ、Imperial Blue、Officer’s Choice、Royal Stagが入り、
    インディアンウイスキーの強さが見られる。
    TOP10の内、4ブランドがインディアンウイスキーである。

     6位は、Tanduayというフィリピンで製造されているラムである。
    7位は、Emperadorというこちらもフィリピンのブランデーである。
    ジンに続いて、ラム、ブランデーでもフィリピンが強い

     10位は、ラムの代名詞的存在のBacardi(バカルディ)である。
    世界中で飲まれているブランドで、日本でもラムの定番商品として
    カクテルにもよく使われる

    ・番外

    いいちこ
    https://www.iichiko.co.jp/

     スコッチウイスキーは11位にジョニーウォーカーが入っている。
    バーボンは12位にジャックダニエルがランクイン。

     日本の焼酎、いいちこは31位である。
    ここで疑問に思った方がいるかもしれない。
    焼酎販売量1位は黒霧島なのである。
    つまり、D.I.にデータを提供している中でのランキングということになる。

    蒸留酒の販売量推移

    蒸留酒販売量推移
グラフ
    蒸留酒販売量推移
グラフ

     1位のJINROが圧倒的なことがよくわかる。
    よっぽどのことがない限りは、独走状態がまだまだ続くだろう。

     Ginebra San Miguelは販売量を伸ばし続けて、2位にまで上昇している。
    インディアンウイスキーのRoyal Stagは年々販売量が減っている。

     スミノフとバカルディは安定した販売量をキープしている。
    これらのウォッカとラムは、カクテルベースとして堅実な需要があるのだろう。

    ●あとがき

     上でも書いたが、データを提供している中でのランキングになるが、
    ノーエントリーを含めても眞露の1位は揺るがないだろう。
    現在の韓国はエンタメなどのコンテンツを、最初からグローバル展開を
    視野に入れて取り組んでいる。
    しかし眞露は20年以上も前から世界で売上を伸ばし続けている。
    日本は国内市場の縮小で嘆くよりも、韓国から学べることがあるのではないだろうか。

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