• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2023年2月5日

    文字数:約1800文字

     蒸留酒(スピリッツ)で世界一売れているブランドは何なのか。
    蒸留酒と言えれば、やはりウイスキーブランドなのか、最近人気のジンブランドか、、、
    イギリスのDRINKS INTERNATIONALによる2022年の調査結果をまとめた。

     蒸留酒(スピリッツ)とは、原料の発酵により得られたもろみを、
    蒸留器で蒸留して得られたアルコール飲料のこと。
    代表的なものとして、ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、焼酎など。
    ビールやワイン、日本酒は醸造酒に分類される。

    蒸留酒の販売量ランキングTOP10

     蒸留酒の世界販売量は以下の通りである。
    単位は百万ケースで、1ケースは9リットル換算。

    蒸留酒販売量ランキング

    1位 JINRO(眞露)

    眞露
    https://www.hitejinro.com/

     日本でも韓国焼酎として有名な眞露(ジンロ)
    20年以上も世界販売量一位を続けており、独走状態である。

     眞露を生産しているのは、1924年創業のハイトジンロ社である。
    日本では眞露以外にも、チャミスルが有名。
    韓国では、焼酎(ソジュ)以外にも、ビールやウイスキーを生産している。

     ちなみに、韓国焼酎では眞露以外でも世界販売量が多く、
    Lotte LiquorのChum Churumが2017年まで世界第3位の販売量を誇っていたが、
    それ以降データの提供が途絶えてしまっている。

    2位 Ginebra San Miguel(ヒネブラ・サン・ミゲル)

    ヒネブラ・サン・ミゲルジン
    https://www.ginebrasanmiguel.com/

     フィリピンの総合酒類メーカーであるGinebra San Miguel社のブランド。
    ジンは1834年から製造しており、約190年の歴史がある。
    年々販売量を伸ばしており、ジンの販売量では他ブランドを圧倒している。

     フィリピンはジンの国別消費量が世界一であり、飲料としてジンが浸透している。
    スペイン統治の時代にジンの製造技術が伝わった。

    関連記事 ↓

    3位 McDowell’s No.1(マクダウェルNo.1)

    マクダウェルウイスキー
    https://www.diageoindia.com/brands/brand-profiles/mcdowell-s-no-1/

     インドで120年以上作り続けられているブランド。
    世界一売れているウイスキー

     マクダウェルのブランドとしては、ウイスキー以外にもラムやブランデーもある。
    現在は世界最大の酒販メーカー ディアジオ社の傘下にあり、
    多くの国で飲まれているが、日本ではあまり見かけない。

    4位以下

     4位には、ウォッカで有名なSmirnoff(スミノフ)がランクインしている。
    世界中のバーで、カクテルのベースとして使われている。

     5位、8位、9位にはそれぞれ、Imperial Blue、Officer’s Choice、Royal Stagが入り、
    インディアンウイスキーの強さが見られる。
    TOP10の内、4ブランドがインディアンウイスキーである。

     6位は、Tanduayというフィリピンで製造されているラムである。
    7位は、Emperadorというこちらもフィリピンのブランデーである。
    ジンに続いて、ラム、ブランデーでもフィリピンが強い

     10位は、ラムの代名詞的存在のBacardi(バカルディ)である。
    世界中で飲まれているブランドで、日本でもラムの定番商品として
    カクテルにもよく使われる

    関連記事 ↓

    ・番外

    いいちこ
    https://www.iichiko.co.jp/

     スコッチウイスキーは11位にジョニーウォーカーが入っている。
    バーボンは12位にジャックダニエルがランクイン。

     日本の焼酎、いいちこは31位である。
    ここで疑問に思った方がいるかもしれない。
    焼酎販売量1位は黒霧島なのである。
    つまり、D.I.にデータを提供している中でのランキングということになる。

    関連記事 ↓

    蒸留酒の販売量推移

    蒸留酒販売量推移
グラフ
    蒸留酒販売量推移
グラフ

     1位のJINROが圧倒的なことがよくわかる。
    よっぽどのことがない限りは、独走状態がまだまだ続くだろう。

     Ginebra San Miguelは販売量を伸ばし続けて、2位にまで上昇している。
    インディアンウイスキーのRoyal Stagは年々販売量が減っている。

     スミノフとバカルディは安定した販売量をキープしている。
    これらのウォッカとラムは、カクテルベースとして堅実な需要があるのだろう。

    関連記事 ↓

    ●あとがき

     上でも書いたが、データを提供している中でのランキングになるが、
    ノーエントリーを含めても眞露の1位は揺るがないだろう。
    現在の韓国はエンタメなどのコンテンツを、最初からグローバル展開を
    視野に入れて取り組んでいる。
    しかし眞露は20年以上も前から世界で売上を伸ばし続けている。
    日本は国内市場の縮小で嘆くよりも、韓国から学べることがあるのではないだろうか。