• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2023年2月2日

    文字数:約1600文字

     世界のワイン用ブドウ品種のランキングと、栽培国の内訳をまとめた。
    国際ブドウ・ワイン機構(OIV:International Organisation of Vine and Wine)が
    公表しているデータをもとにした。
    品種別の栽培面積のデータは、2015年までのものしかないようだ。

    ブドウ品種ランキング

    品種ランキング

    黒ブドウ

     やはり1位はカベルネ・ソーヴィニヨンで341,000ヘクタール。

    2位はメルロで266,000ヘクタール、
    3位はテンプラニーリョで231,000ヘクタール、
    4位はシラーで190,000ヘクタール、
    5位はグルナッシュで163,000ヘクタール、
    6位はピノ・ノワールで112,000ヘクタールと続く。

     以下は、7位ボバル、8位サンジョヴェーゼ、9位ムールヴェードル、
    10位マルベック、11位カベルネ・フランとなる。

     あまり聞き慣れない品種も出てくるが、土着の固有品種を一国だけが栽培している場合がある。
    後述する栽培国の内訳を参照していただければと思う。

    ・白ブドウ

     意外にも1位はアイレンで218,000ヘクタール。

    2位はシャルドネで210,000ヘクタール、
    3位はソーヴィニヨン・ブランで123,000ヘクタール、
    4位はトレッビアーノトスカーノ(ユニブラン)で111,000ヘクタール、
    5位はリースリングで60,000ヘクタール、
    6位はピノ・グリで50,000ヘクタール。

     以下は、7位ヴィウラ、8位シュナン・ブラン、9位コロンバール、
    10位グレラ、11位バルディーナとなる。

     シャルドネを抑えて1位なのがアイレンというあまり聞かない品種である。
    シャルドネに匹敵する栽培面積なのに、知名度が低い理由は後述する。
    黒ブドウと同様に固有品種であるものが多い。

    栽培国内訳

     黒ブドウ、白ブドウのそれぞれ上位3位の栽培国内訳を見てみよう。

    ・黒ブドウ

    カベルネ・ソーヴィニヨン

    カベルネ・ソーヴィニヨン内訳

     栽培面積1位の品種だけあり、多くの国で栽培されている。
    原産国はフランスだが、最も多く栽培しているのは中国である。
    意外にもフランスやアメリカよりも多い。
    国土面積を考えると中国はこれからさらに増加することが予想される。

    メルロ

    メルロ内訳

     原産国はフランスであり、全栽培面積の4割をフランスが占めている。
    他にはヨーロッパやアメリカ、中国など多くの国で栽培されている。
    カベルネ・ソーヴィニヨンに次いで、人気の品種である。

    テンプラニーリョ

    テンプラニーリョ内訳

     原産国がスペインであり、ほとんどがスペインで栽培されている。
    隣国のポルトガルでも栽培を含めてイベリア半島意外ではマイナー品種。
    世界一ワイン用ブドウを栽培しているスペインだからこその結果であろう。

    ・白ブドウ

    アイレン

    アイレン内訳

     ほぼスペインで栽培されている。
    これだけ多く栽培されているにもかかわらず、知名度が低い理由は、
    アイレンがブレンド用やスピリッツ用に多くを使われているからである。
    スペインの有名な酒精強化ワインのシェリーや、
    スパークリングワインのカヴァなどに使われている。
    通常のスティルワインにあるが、テーブルワインとして地元で消費され、
    日本で見かけることはほぼない。

    シャルドネ

    シャルドネ内訳

     白ブドウ品種として最も有名なのがシャルドネであろう。
    原産国はフランスだが、アメリカが栽培面積で追い上げてきている。
    多くの国、地域で栽培されており、人気の高い品種である。

    ソーヴィニヨン・ブラン

    ソーヴィニヨン・ブラン内訳

     フランス原産の品種だが、ヨーロッパ以外での人気が高い。
    特にニュージーランドやオーストラリアのオセアニア地域で多く栽培されている。

    合わせてよく読まれている記事 ↓

    ●あとがき

     ワイン用ブドウ品種は100を超えるといわれている。
    国際品種と呼ばれる人気品種がある一方で、
    土着の固有品種でワイン造りをしているところもある。
    幅広い品種が使われており、ワインの個性も多岐にわたるといえる。
    これからは人気品種以外からも素晴らしいワインが出てくることを期待したい。