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図解■ スコッチウイスキーの販売量ランキング2024【世界】

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文字数:約2000文字

 ウイスキーの代名詞的存在であるスコッチウイスキーの販売量を見れば、
ウイスキー全体のトレンドを捉えることができるかもしれない。
2024年のスコッチ販売量をランキングにまとめたので見てみよう。

 データはイギリスのDrinks Internationalのものを利用した。
1ケースは9L(750mlx12本)、単位は百万ケース。

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●スコッチウイスキーの販売量ランキング2024

スコッチウイスキーの販売量ランキング グラフ

 スコッチウイスキーの販売量ランキングTOP10である。
TOP3は不動だが、4位以下にやや動きがあった。
その理由は前年4位のGrant’sと8位のWilliam Peelの
データ提供がなかったためである。
ではランキングを詳しく説明しよう。

 1位はJohnnie Walker絶対王者として君臨している。
他とは桁が違う販売量で、16年連続の1位である。
この地位が簡単に揺らぐことはない。

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 2位はBallantine’sで単独でJohnnie Walkerを追う。
16年連続で2位の座についているが、まだ先は長い。
2024年は過去最高販売量930万ケースを達成した。
大台の1,000万ケースに手が届きそうである。

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 3位はChivas Regalが前年と同じ位置につけた。
3位争いをしていたGrant’sのデータ提供がなかったため、
少し物足りなさを感じる。
次回がどうなるのか気になるところだ。

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 4位はDewar’sが前年6位から2ランクアップ。
他ブランドが減少するなかで、販売量をキープできたことが
4位となった要因である。

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 5位はWilliam Lowson’sで前年と変わらず。
しかし販売量は9%減少している。
販売戦略の見直しが必要そうだ。

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 6位はBlack&Whiteが1ランクアップ。
Grant’sが抜けたことでの1ランクアップなのだが、
2022年をピークにして、2年連続で販売量を落としている
このまま減少を続けるのか、注目したい。

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 7位はLabel 5が一気に4ランクアップ。
前回TOP10外の11位だったが、販売量を維持できたことが大きい。
日本でも見かけることが多くなり、認知度は上がっている。

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 8位はJ&Bが1ランクアップ。
しかしこの結果は他ブランドが抜けたことためである。
残念ながらJ&Bの販売量は減少傾向にあり、まだ回復の兆しは見えない。

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 9位はWhite Horseが一気に4ランクアップ。
前年White Horseは30%急落し、その反発が17%増に表れた。
今回の19ブランドの中でWhite Horseがもっとも高い増加率である。
しかしまだ急落した販売量を取り戻しきれてはいない。

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 10位はBuchanan’sで前年同様のランクをキープ。
しかし販売量は13%落としており、2年連続の減少である。
この販売量にはPineapple(パイナップル)も含まれている。
Pineappleは日本未入荷なのだが、海外の評判は悪くない。

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●スコッチウイスキーの販売量 推移

スコッチウイスキーの販売量 推移グラフ

 10年間の販売量をグラフにまとめた。
これを見ればJohnnie Walkerが絶対王者なことに疑問はないだろう。
しかし2年連続で減少していることもわかる。
ここからどうやって販売量を増やしていけるかがカギである。

 Ballantine’sがもうすぐ1,000万ケースに達する
徐々に販売量を伸ばしており、まだ増加の余地はある。

 3位以下は混戦状態なので、拡大してみてみよう。

スコッチウイスキーの販売量 推移 拡大グラフ

 Grant’sが抜けて、Chivas Regalが頭一つ出ていることがわかる。
J&Bの減少傾向がまだ続いていることや、
Black&White、White Horse、Buchanan’sの失速が見てとれる。

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●スコッチウイスキーの販売量 数値データ

スコッチウイスキーの販売量データ

 このデータには販売量が100万ケースを超えたブランドのみがエントリーされる。
2024年は19ブランドがエントリーされた。

 19ブランド中、二桁増加したのがBallantine’sとWhite Horseである。
多くのブランドが減少か前年キープにとどまり、
2024年はスコッチにとって厳しい年だったことがうかがえる。

 今回唯一のシングルモルトであるThe Glenlivetは7%減の2年連続減少である。
前回までエントリーされていたGlenfiddichはデータ提供がなかった。
GlenfiddichとGrant’sはオーナーがWilliam Grant&Sonsである。
次回の復活を期待したい。

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●あとがき

 日本と同様に世界の多くの国でもインフレが続いている。
物価が上昇し、家計を圧迫することで財布のひもが固くなる。
スコッチは多くの国で贅沢品に該当する。
スコッチの輸出先としてアメリカは大きな市場である。
2025年は関税政策の影響が表れるだろう。
スコッチの販売量がどうなるのか注目したい。

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