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     更新日:2022年11月15日

    文字数:約1000文字

     世界中で飲まれているポートワインの販売量はどのくらいなのか。
    ポートワインのの生産国であるポルトガルの公的機関ドウロ・ポートワイン協会
    (IVDP:Instituto dos Vinhos do Douro e do Porto)が公開しているデータをもとに、
    販売量と輸出量の推移、2021年の輸出先をまとめた。

    ポートワインの販売量

    ポートワインの販売量推移
グラフ

     ポートワインの販売量は年々減少している。
    ポルトガル国内の消費はほぼ横ばいなのに対して、輸出量の減少が目立つ

     総合計では2020年がパンデミックの影響により最も少ない。
    輸出量は2020年よりも2018年のほうが少ないことから、
    主要因は国内消費の大幅な減少であると考えられる。

     2021年はパンデミック前まで回復しているが、
    このまま増加に転じるのか注目したい。

    ポートワインの国別輸出量

    ポートワインの輸出量推移
グラフ

     ポートワイン最大の輸出先はフランスである。
    しかし、年々その量は減っており、この15年で約3割も減少している。

     フランスに次ぐのが、イギリス、オランダ、ベルギーである。
    三国とも緩やかな減少傾向にある。
    以前はオランダが二位、ベルギーが三位だったが、現在は三国が近接している。
    ベルギーは2017年以降、微増傾向にあるのかもしれない。

     イギリス、オランダ、ベルギーの三国が減少を続ける中、
    ポルトガル国内消費が第二位の市場になっている。

     ヨーロッパ地域以外ではアメリカがもっともポートワインを輸入しており、
    それにカナダが続く。

    ポートワインの輸出先(2021)

    ポートワインの輸出先
グラフ

     最大の輸出先であるフランスが28%を占める。
    次いでイギリス14%オランダ14%ベルギー13%
    これらのヨーロッパ各国で約70%を占める。

     ポートワインの主な輸出先は約85%を占めるヨーロッパである。
    ヨーロッパ地域以外の市場を開拓できれば、ポートワインの販売量はまだ伸びる余地はある。

     ちなみに日本は2021年25位である。
    以前は上位20カ国に入ることもあり、アジア最大のポートワイン輸入国だったが、
    韓国や中国に抜かれてしまった。

    あとがき

     大航海時代に世界中に広まったポートワイン。
    現在でも多くの国で飲まれているが、全体量は減少傾向にある。
    その原因は輸出先主要国のお酒離れだろう。
    日本と同様にヨーロッパでも昔ほどお酒を飲まなくなった国は多くある。
    飲まなくなった状況を変えることが難しい。
    ならばまだ飲んでいない地域を開拓することが必要だろう。

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