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     更新日:2022年8月29日

    文字数:約1100文字

     テキーラの生産量が右肩上がりに増えている。
    では、輸出量はどうなっているのか見てみよう。

    関連記事:テキーラの生産量

    テキーラの輸出量推移

     テキーラ規制委員会(CRT)がテキーラの輸出量を公開している。
    100%アガベテキーラと、(ミクスト)テキーラのデータをグラフにした。

    テキーラ輸出量
グラフ

     100%アガベテキーラと(ミクスト)テキーラを合わせた総輸出量は、
    右肩上がりに伸び続けている
    100%アガベテキーラは右肩上がりだが、(ミクスト)テキーラの増加は緩やかである。

     輸出量が右肩上がりなのは、100%アガベテキーラの輸出量が急増していることに起因する。
    2018年には100%アガベテキーラが(ミクスト)テキーラの輸出量を越えた。

    テキーラの輸出先ランキング

     増え続けるテキーラの輸出先をランキングにまとめた。

    テキーラの輸出量ランキング
    テキーラの輸出量割合
グラフ

     最大の輸出先はアメリカである。
    輸出量全体の85%以上を占めており、ダントツの一強である。
    (ミクスト)テキーラ、100%アガベテキーラの両方で桁違いの独走をしている。
    割合は1/3が(ミクスト)テキーラ、2/3が100%アガベテキーラである。
    このデータを見るとテキーラの消費を支えているのはアメリカといっても過言ではない。

     2位のドイツ、3位のスペインは100%アガベテキーラの比率が数%である。
    日本も(ミクスト)テキーラのほうが比率は多い。
    テキーラの種類による比率は、地域性や市場規模、経済力と関係なさそうだ。

     テキーラの輸出先は上位3カ国で9割弱を占め、他の各国は1%未満である。
    ちなみに日本は0.5%程度である。

    アメリカと日本への輸出量比較

    ・アメリカ向け

     最大輸出先のアメリカはいつからこんなにもテキーラを消費してたのか。

    テキーラ輸出量(アメリカ向け)
グラフ

     公開されている最も古いデータは1997年からである。
    1997年ですでに現在の2位ドイツよりも多い。

     じわじわと100%アガベテキーラの輸出量が増えて、2016年に逆転する。
    さらに2019年から急増している。
    世界的なテキーラ人気は、アメリカにけん引されている。

    ・日本向け

    テキーラ輸出量(日本向け)
グラフ

     日本への輸出量は、アメリカの1/100以下だが、増加傾向にある
    アメリカとの違いは100%アガベテキーラよりも(ミクスト)テキーラのほうが多いこと。
    100%アガベテキーラは増えてはいるが、非常にゆっくりである。
    そして日本は、パンデミックの影響を大きく受けている
    日本のお国柄として、急回復は難しいかもしれない。

    ●あとがき

     テキーラの輸出量が増えれば、メキシコはさらに生産を増やすだろう。
    原料となるアガベの栽培面積を増やし、最新の設備を導入する。
    しかし100%アガベテキーラはプレミアム化が進み、伝統製法が好まれる。
    テキーラの二極化がさらに加速しそうだ。



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