• お酒全般の情報ブログ

     更新日:2022年9月1日

    文字数:約800文字

     国税庁の『酒のしおり』データから、焼酎のデータをまとめた。
    都道府県別の年間消費量を確認する。

    ●都道府県別 一人当たりの年間消費量 【単式蒸留焼酎】

     データは都道府県別の消費量を、その年の成人人口で割った。
    都道府県の地域別で文字色を変えている。
    単式蒸留焼酎の年間消費量ランキングは以下の通りである。

    焼酎消費ランキング

     西高東低の分布がキレイに出ている。
    日本酒と焼酎で列島を二分する形になるのだろう。

     不動のトップ3は鹿児島、宮崎、沖縄である。
    鹿児島は芋、宮崎は麦、沖縄は泡盛がメインだ。
    ワースト2も不動で、北海道、群馬である。

     九州、沖縄、中国、四国の中に福島が食い込んでいるのがおもしろい。
    福島県では様々な原料(米、麦、酒粕、そばなど)を使って焼酎造りをしている。
    日本酒と焼酎の両方に力を入れている蔵が多いようだ。

    ●九州・沖縄の消費量

     ランキングでは上位を独占している九州・沖縄。
    しかし焼酎の本場でも年々消費量は減り続けている

    九州・沖縄消費量
グラフ

     お酒離れと人口減少で、今後の消費が上向くことは難しい。
    打開策としては、海外への輸出であろう。

     先進国では健康志向が進み、お酒にも付加価値が必要になる。
    焼酎の健康効果(血栓溶解など)がアピールポイントとなる。
    国と連携して売り込みをかけることが消費拡大のカギである。

    ●あとがき

     ランキングでは九州・沖縄は予想通りであるが、
    中国・四国がここまで焼酎を消費しているとは思わなかった。
    九州からの影響を受けているだろうか。

     海外展開について少し上述したが、蔵の規模を考えると二の足を踏むところが多いのではと思う。
    供給量を増やすには設備も人も増やさないといけない。
    焼酎に限らず、なんでも量が増えると管理が大変になるのは世の常である。
    蔵だけで考えるのではなく、国や輸出業者とも知恵を出し合えば、解が見つかるかもしれない。