文字数:約18000文字
お酒に関連する記念日は意外と多くある。
酒飲みにとってはお酒を飲む口実になり、嬉しいかぎりだろう。
お酒の日に合わせてイベントが催されることもある。
お酒の記念日をまとめたのでみてみよう。
一般社団法人 日本記念日協会に登録されているものと、
それ以外の記念日も調査した。
今回掲載した記念日以外にもまだまだたくさんある。
色々探してみるのも面白いだろう。

かなり多いので、目次を利用していただければラクである。
- 毎月20日:ワインの日
- 毎月30日:サワーの日
- 1月7日 :人日の節句
- 1月11日:樽酒の日
- 1月16日:禁酒の日
- 1月20日:甘酒の日
- 1月31日:ウォッカの日
- 2月2日 :南アフリカワインの日
- 2月5日 :ニゴラー集う「にごり酒」の日
- 2月22日:マルガリータの日
- 2月25日:ヱビスの日
- 3月3日 :上巳の節句
- 3月8日 :レモンサワーの日
- 3月10日:ミードの日
- 3月20日:酒風呂の日
- 4月1日 :サントリー赤玉の日
- 4月1日 :黒ラベルの日
- 4月1日 :ジャパニーズウイスキーの日
- 4月1日 :居酒屋乾杯の日
- 4月3日 :輸入洋酒の日
- 4月4日 :国際酒ソムリエの日
- 4月10日:酒盗の日
- 4月23日:クラフトビールの日
- 4月28日:ドイツワインの日
- 5月5日 :端午の節句
- 5月9、10日:奄美黒糖焼酎の日
- 5月13日:カクテルの日
- 5月第三土曜日:ワールドウイスキーデー
- 5月22日:パロマの日
- 5月29日:胡麻祥酎の日
- 6月2日 :イタリアワインの日
- 6月第二土曜日:ジンの日(Word Gin Day)
- 6月11日:梅酒の日
- 6月14日:バーボンの日
- 6月21日:スパークリング日本酒の日
- 6月21日:酒風呂の日
- 6月25日:生酒の日
- 6月30日:酒酵母の日
- 7月1日 :新酒醸造年度
- 7月1日 :壱岐焼酎の日
- 7月7日 :七夕の節句
- 7月12日:国際CAVAデー
- 7月15日:ホッピーの日
- 7月24日:テキーラの日
- 7月27日:スコッチの日
- 8月1日 :緑茶ハイを楽しむ日
- 8月4日 :ビヤホールの日
- 8月5日 :発酵の日
- 8月第一木曜日:IPAの日
- 8月第一金曜日:世界ビールデー
- 8月8日 :球磨焼酎の日
- 8月10日:ハイボールの日
- 8月16日:ラムの日
- 8月24日:愛酒の日
- 9月4日 :チリワインの日
- 9月4日 :一刻者の日
- 9月6日 :黒霧島の日
- 9月6日 :シェリーの日
- 9月8日 :スペインワインの日
- 9月9日 :カリフォルニアワインの日
- 9月9日 :重陽の節句
- 9月13日:カシャッサの日
- 9月23日:酒風呂の日
- 10月1日 :日本酒の日
- 10月4日 :糖質ゼロの日
- 10月6日 :月見酒の日
- 10月8日 :角ハイボールの日
- 10月10日:ワンカップの日
- 10月19日:ジントニックの日
- 10月21日:メスカルの日
- 10月26日:どぶろくの日
- 10月26日:ズブロッカの日
- 10月30日:トマトサワーの日
- 10月第四金曜日:世界シャンパンの日
- 10月最終木曜日:マッコリの日
- 11月1日 :本格焼酎・泡盛の日
- 11月7日 :鍋と燗の日
- 11月第一木曜日:スタウトの日
- 11月10日:断酒宣言の日
- 11月11日:キリン一番搾りの日
- 11月11日:立ち飲みの日
- 11月19日:いい熟成ワインの日
- 11月第三木曜日:ボジョレー・ヌーヴォー解禁日
- 12月9日 :しそ焼酎「鍛高譚(たんたかたん)」の日
- 12月22日:『酒風呂の日』
●毎月○○日の記念日
特定の日ではなく、毎月○○日が記念日というものがある。
2つ紹介しよう。
- 毎月20日:ワインの日
- 毎月30日:サワーの日
・毎月20日は『ワインの日』

日本独自の記念日である。
1994年に日本ソムリエ協会によって制定された。
「ワイン」はフランス語で「vin(ヴァン)」であり、
「20」をフランス語の「vingt(ヴァン)」と発音が似ていることに由来する。
・毎月30日は『サワーの日』

京都の宝酒造(株)が制定し、2019年に一般社団法人 日本記念日協会に登録。
目的は、甲類焼酎を炭酸で割って飲む「サワー」をもっと多くの人に楽しんでもらい、
サワー市場全体を盛り上げること。
日付は一年を通じて月末に同僚や友人、家族と一緒に「サワー」を飲んで
絆を深めてほしいとの想いと、30を「サ(3)ワ(輪=0)ー」と
読む語呂合わせから毎月30日に。
2月は30日がないが、月末あるので問題ないのだろう。
●一月の記念日
年始めの一月はお正月や成人式などがありイベントが多い。
5つ紹介しよう。
- 1月7日 :人日の節句
- 1月11日:樽酒の日
- 1月16日:禁酒の日
- 1月20日:甘酒の日
- 1月31日:ウォッカの日
・1月7日は『人日の節句』
日本の年中行事 五節句の一つである人日(じんじつ)の節句。
七草粥を食べることで、その年の豊作と無病息災を祈る。
1月1日からこの日にかけて、薬草酒の一種であるお屠蘇(とそ)が飲まれる。
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・1月11日は『樽酒の日』

奈良の長龍酒造(株)が2009年に制定。
祝いの宴、喜びの場で酒樽の蓋を威勢良く開ける鏡開き。
良いことがあったら、良いことがありますようにとの思いから、
樽の酒をふるまい飲み交わすこの風習を、
日本の文化として次の世代に伝えていきたいとの思いから。
日付は年中行事の鏡開きの日に由来する。
・1月16日は『禁酒の日』

1920年1月16日にアメリカで禁酒法が施行されたことに由来する。
この法律は後に多くの逆効果を招き、1933年に廃止されたが、
日本ではこの日だけ飲酒を控えることを目的として制定された。
年末年始で飲み疲れたカラダをいたわるのに、
ちょうど良いタイミングでの記念日である。
・1月20日は『甘酒の日』

森永製菓(株)が2009年に制定。
森永製菓は1969年から瓶入りの甘酒を販売してきた。
日本の伝統的な飲み物であり発酵食品である甘酒の良さ、おいしさを
多くの人に知ってもらいたいとの思いから。
日付は、甘酒は疲れを癒し、身体が温まる飲み物として、
大寒の頃がもっとも飲まれていることから大寒の日とした。
夏の冷たい甘酒もイイが、寒い時季にに飲む温かい甘酒もまたイイ。
・1月31日は『ウォッカの日』

ウォッカの日はロシアで制定されている。
元素の周期表を作成したロシアの科学者メンデレーエフが、
「ウォッカに最適なアルコール度数が40度である」という論文を提出した日が、
1月31日であったことに由来、、、とされているが、真偽は不明。
まあ「寒い日に飲むウォッカはおいしい」ということである。
ちなみに世界的にウォッカを楽しむ日として、
2月4日が「International Vodka Day」に制定されている。
●二月の記念日
2月は月の日数が少ないが、それでもお酒の記念日はある。
4つ紹介しよう。
- 2月2日 :南アフリカワインの日
- 2月5日 :ニゴラー集う「にごり酒」の日
- 2月22日:マルガリータの日
- 2月25日:ヱビスの日
・2月2日は『南アフリカワインの日』

国分グループ本社(株)が制定。
南アフリカワインの魅力を多くの人に伝え、
日本市場での販売促進と認知度の向上、
そして南アフリカとの友好関係を築くのが目的。
日付は初代東インド会社代表のオランダ人ヤン・ファン・リーベックが、
1659年2月2日の日記に
「ケープのブドウから初めてのワインが作られた」
と記していることから。
・2月5日は『ニゴラー集う「にごり酒」の日』

岐阜にある(株)三輪酒造が制定。
酒本来のうま味と甘さがあり、飲みやすいと言われる「にごり酒」の
認知度を高めるとともに「にごり酒」ファンを「ニゴラー」と呼んで
一緒に盛り上げていくことが目的。
日付は2と5で「に(2)ご(5)り」と読む語呂合わせから。
また、一般的に寒い時期の酒というイメージがある「にごり酒」を
季節を問わずに楽しめるお酒として、寒いこの時期から
その後の春夏にも味わってもらいたいとの願いも込められている。
・2月22日は『マルガリータの日』

アメリカで毎年2月22日がNational Margaritadayと定められており、
2018年より日本でも同日を「マルガリータの日」に制定。
マルガリータはテキーラを使用した代表的なカクテルであり、
世界で最も有名なカクテルの一つ。
そんなマルガリータをみんなで楽しみ、祝う特別な日である。
・2月25日は『ヱビスの日』

サッポロビール(株)が2012年に制定。
自社のヱビスビールをより多くの人に知っていただくことが目的。
ヱビスビールはドイツのビール純粋令に則った戦後初の麦芽100%ビールで、
通常の1.5倍の長期熟成をすることで深いコクを生み出している。
日付は1890年(明治23年)2月25日にヱビスビールが発売されたことから。
●三月の記念日
3月は年度末であり、別れの季節である。
お酒に関連する記念日を4つ紹介しよう。
- 3月3日 :上巳の節句
- 3月8日 :レモンサワーの日
- 3月10日:ミードの日
- 3月20日:酒風呂の日
・3月3日は『上巳の節句』

日本の年中行事 五節句の一つである上巳(じょうし、じょうみ)の節句。
身代わり人形に穢れを移して海や川に流し、健康を祈る農村儀礼が、
現在のひな祭りになった。
ひな人形を飾り、桃の花を浸した美しい桃花酒や白酒(しろざけ)を供える。
・3月8日は『レモンサワーの日』

「こだわり酒場のレモンサワー」ブランドのサントリー(株)が制定。
レモンサワーの味わいを
「レモンありのまま、しっかりお酒、それがレモンサワー」と定義した。
記念日を通してレモンサワー市場を活性化させ、
その魅力をより多くの人に楽しんでもらうが目的。
日付は、レモンの心地よい酸(3)味と炭酸のパチパチ(8)が爽快に楽しめることから。
・3月10日は『ミードの日』

京都に事務局を置く一般社団法人 日本ミード協会が制定。
人類最古のお酒ともいわれる蜂蜜を原料とする醸造酒「ミード」(蜂蜜酒)の認知度を高め、
その美味しさをより多くの人に味わってもらうのが目的。
日付は3と10で「ミー(3)ド(10)」と読む語呂合わせから。
・3月20日は『酒風呂の日』(6月21日、9月23日、12月22日も)
長野の(株)高橋助作酒造店が制定。
四季の節目である春分、夏至、秋分、冬至に酒風呂に入り、
健康増進をはかることが目的。
日付は、寒い日の酒風呂から暦の二十四節気の「冬至(とうじ)」を想起し、
湯で治す「湯治(とうじ)」や、日本酒製造の責任者である「杜氏(とうじ)」を連想し、
四季にまで広げたようだ。
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