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日本酒は「特定名称酒」と「普通酒」に分類される。
その違いは、使用する原料(米・米麹・醸造アルコール)と精米歩合にある。
ここでは、日本酒の基本的な分類の仕組みを整理し、
純米酒や吟醸酒との関係、そして精米歩合とは何かをわかりやすく解説する。
まずは、日本酒の分類の全体像から見てみよう。

●特定名称酒と普通酒
日本酒を原料と精米歩合で以下のように分類できる。

特定名称とは、酒税法で定められた表示名称である。
日本酒は特定名称酒と普通酒の二つに分類される。
特定名称酒とは、麹米を15%以上使用し、上記精米歩合で、米、米麹、水、
またはそれら3種に醸造アルコール(白米重量の10%以下)を添加した清酒のこと。
醸造アルコールとは、でん粉質物や含糖質物から醸造されたアルコール。
こうじ米とは、米こうじの製造に使用する白米こと。
普通酒とは、特定名称の規定外の清酒。
例えれば、カップ酒やパック酒など、以下のようなものである。
- 醸造アルコールの使用量が白米重量の10%を超えるもの
- 精米歩合が70%を超える本醸造タイプ
- 原料に糖類、甘味料、酸味料、アミノ酸などを使用したもの
- こうじ米の使用割合が15%未満のもの
●精米歩合とは
玄米の状態を100として精米(米を磨く、削る)して残った部分の比率のこと。
米の外側にはタンパク質や脂質があり、純粋なデンプン質は中心部にある。
中心部分は白く不透明で心白(しんぱく)と呼ばれる。
磨けば磨くほど良いというものではなく、それぞれに味わいの違いがある。
日本酒の種類を全体像で把握したい場合は、日本酒の種類一覧を参照。
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●あとがき
日本酒の初心者が最初に思うのは、
純米酒や吟醸酒などの違いは何か、ということではないか。
ちゃんと表にして説明されるとわかりやすく、イメージしやすい。
日本酒の奥深さの第一歩として分類を知ることは、重要である。
特定名称を意識して日本酒を飲むと違いがよく分かるので、試していただければと思う。




