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図解■ 酒税について2[税収内訳]『酒税は全税収の約2% 約1兆円』

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文字数:約500文字

 いろいろな税金があるが、その中でも酒税はどのくらいの割合なのだろうか。
やはり取られ過ぎているのか、それとも少ないほうなのか。
お酒を飲むなら酒税についても知っておきたい。
税収の内訳から酒税についての説明をしよう。

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●税収内訳

 国税庁が公開しているお酒に関する資料に『酒のしおり』というものがある。
そこに税収の内訳データがあったので、グラフ化してみた。
毎年公開されているデータである。

税金内訳表
税金内訳グラフ

 酒税はビールを筆頭に高いと思うことがあるが、
実は税収の約2.0%程度。
間接税の中では消費税、揮発油税に次いで3番目である。

 明治32年には酒税が国税の35.5%を占めて第一位となり、
「酒税が国を支えた」と言われている。
その後は年々酒税による税収は減り続けて、
現在の2%付近で落ち着いている。

 これはお酒の生産量が減り続けていることと関係があり、
それは主に消費量の減少に起因すると考える。
税収の2%程度いっても金額では1兆円以上である。

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●あとがき

 日本はすでに人口減少の時代に入っている。
人口が減れば、消費量が減り、そして酒税による税収も減る。
国内では酒税による税収を増やすことは難しいが、
日本のお酒を海外で消費してもらえば生産量が増え、税収も増える。
国が日本酒の海外展開をサポートしていることからも、今後の方向性がうかがえる。